20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/18(金) 13:07:45.76 ID:xeDtmg+30
「やあ阿良々木殿、今日は雲ひとつなくまさに765日和でござるな」
「そうですね、それも皆765神の加護の賜物です」
彼は何も忍の第一の眷属、死屍累生死郎の真似をしている訳ではない。
他のものには目もくれず、手の届かないアイドルを追い掛け、応援し続けるという苦行を繰り返した賢者のみに話すことが許される聖なる言語だ。
そういう意味では、何百年とキスショットの追っ掛けをしていた死屍累もその資格があったと言う訳だ。
僕ではまだ到底話す事も出来ないだろう。
今、僕に話しかけてきた彼は765非公式ではあるが親衛隊の隊長だ。
今年で四十路になるという彼は765アイドル関係のイベントへの出席率が九割を越えるという歴戦の猛者だ。
僕などまだ足元にも及ばない。
「さて阿良々木殿、今日は貴殿に提案があって来たでござるが」
「提案ですか?」
「左様、今日は阿良々木殿に親衛隊の指示を任せようと思い立ちましてな」
「な……そんな大役、僕には荷が重いですよ」
「阿良々木殿になら出来るでござるよ」
「隊長……!」
感動の涙に頬を濡らさんとした瞬間、その前に僕の顔を濡らすものがあった。
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