38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/18(金) 17:55:35.16 ID:xeDtmg+30
マジですか、と乾いた笑いをこぼす扇ちゃん。
虚ろとも映る笑顔がデフォルトな彼女相手には感情の機微はわからないことがほとんどなのだが、ここまで感情を露わにする扇ちゃんも珍しい。
いつか泣かせたり怒らせたりしてみたいな。
よし、新しい目標ができた。
まあ、言ってしまえば自分の黒歴史をもう一度言 えと言っているようなものだから気持ちは分かるけれど。
でも扇ちゃんは僕で、僕だって扇ちゃんなんだからおあいこだ。
「分かり切っていることを可愛い後輩に無理やり言わせるなんて、さては阿良々木先輩、ドSですね?」
メメ叔父さんに怒られても知りませんよ、と冗談なのか分かり辛い事を言う扇ちゃん。
忍野が扇ちゃんの為だけに現れたらそれはそれで面白いと思うけれど。
「で、僕はどうしたらいいのかな、扇ちゃん?」
もう一度、親しみを込めて問う。
扇ちゃんはもう開き直ったのか最初から満更でもなかったのか、いつも通りの笑顔で言うのだった。
「それはあなたが知っているんですよ、阿良々木先輩」
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