過去ログ - 真姫「友達に順番ってあると思う?」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/18(金) 22:59:19.58 ID:DC1wXX0A0



海未「……でもですね、それでもいいと思ってる部分もあるのです」

真姫「え?」

海未「確かに順番は存在するのですが、それはいわゆる、その、優先順位みたいなものだと思うのです」

真姫「………」

海未「私は小さい頃から穂乃果に手を引かれ、振り回され、いつもその存在に影響を受けてきました。だから穂乃果にためにどうするかというのは、私の人間関係にとって根本的な部分の1つで、優先順位としてはどうしたって1番に来るわけです」

真姫「うん」

海未「ことりも恐らく同様で、彼女も1番の友達は穂乃果で、2番は私と考えていると思うんです。ですがだからこそ私はことりとの関係に安心を感じますし、近しいと人だと感じられもするんです」

真姫「そうなんだ」

海未「だから優先順位としての友達の順番はあっても、想いの大きさに序列があるわけではない。情においてその薄さを恥じる必要はないと、そう結論づけています」

真姫「なるほどね」

海未「例えば何かの目的を抱えた穂乃果が死地に立たされているとして、私は彼女を1番に優先するからこそ、その場を脱して彼女の意志を継ごうとするでしょう」

真姫「………」

海未「ですがそれがもしことりだったら、私は恐らくきっとその場で、彼女とともに果てることを選ぶと思います」

真姫「………」

海未「順番はあっても大事さはそれぞれ。そういう問題に思い悩む必要はないのではないでしょうか」

真姫「……海未ってさ」

海未「はい、なんでしょう?」

真姫「やっぱり中二病?」

海未「な、失礼な! 人が真面目に話したというのに!」



真姫「それについては本当にごめんなさい」

海未「……まぁいいです。確かに変な例えだったことは自覚してきました。あぁ、私は何を言って……」

真姫「でも海未って、やっぱりしっかりしてるわね」

海未「そうでしょうか?」

真姫「ええ……少なくとも私なんかよりはずっと」

海未「ふふ、そんなことはないですよ。……ただ、あなたよりも少しだけ早く、友人の順番という問題に悩んできたというだけのことです」

真姫「そうかしらね」

海未「ええ、そうです。真姫も考えているうちに、きっと納得できる答えを見つけられますよ」

真姫「……だといいんだけど。でもありがとう、参考になったわ」

海未「そうなんでしょうかね。……きっと穂乃果やことりから言わせると、私は考えすぎなのでしょうし」





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