過去ログ - 【Vシネ版】 京太郎「……変、身ッ」 【仮面ライダー】
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◆rVyvhOy5r192
[saga]
2015/01/11(日) 22:37:43.29 ID:6aAr+py4O
バイクで急行。
先ほど訪れたばかりのスマートブレイン学園中等部に乗り入れ、玄関前にバイクを止めてヘルメットを投げる。
何事かとこちらを疑う生徒に構わず、京太郎は校舎の棟と棟を繋ぐ廊下疾走する。
その途中、携帯電話が勢い良く鳴った。
走りながらポケットから取り出すと、画面を見ずに通話状態に切り替える。
「もしもし?」
『あ、あたしなんだけど……さっき調べてた結果出たわよ』
「どうだったんだ?」
『基本的に夜――歓楽街とかで見かけた人はいないみたい。朝から今まで掛けて調べてたから、かなり信憑性はあると思う』
「そうか……分かった。ありがとな、憧。愛してる!」
『京太郎、それよりあんた今どこに――』
「――おかげで、大体事件が分かった! あとは確かめるだけだ!」
『流石、仕事は早いわね……、……でも、お願いだから無茶はしないでよ?』
「無茶と無謀は探偵の特権って言うけどな。――大丈夫だ。結婚を前にして、死ぬわけないっつーの」
『……そう、ならいいけど。夜には間に合いそう?』
「それは事件の方に聞いてくれない?」
軽口を叩いて、電話を切る。
もう一つ、憧に指示を送るとしたらメールになるだろうが――それでも彼女は今、別件についている。
護衛をしながら捜索をしろというのは、無茶な話でしかない。
こんな時、南浦数絵が居たのなら――地球の本棚による検索を行えていたであろう。
だけれどもそれこそ、高望みというもの。
彼女と片岡優希も……どちらも日本代表の一員として、麻雀の世界大会への出場を行おうとしていた。
呼びつけても現地時間などとの差もあるし、何よりおそらく今は通じないだろう。
階段を駆け上がり、図書室へと押し入る。
丁度昼休みも終わった後の時間。生徒の利用者というのは、少ない。
突然の闖入者に驚く司書に構わず、京太郎は目的の棚を目指した。
そして目標の本を取り上げる。
「……なるほどな」
当然の事ながら、ここにあるのは中等部の蔵書ではない。
その裏に記された図書館の名前を見て、京太郎は溜め息を零した。
勘違いをしていた。彼は重大な、思い違いを。
「よし」
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