過去ログ - モバP「幸子は可愛い」 幸子「フフーン、もちろんですよ!」
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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/29(火) 21:03:39.70 ID:paJOnA95o



モバP「っが、ぐう……、な、なんだ、か、身体が……熱い!」

幸子「プロデューサーさん!?」

モバP「う、うおおおっ! こ、これは……」

ちひろ「ふふふ……」

幸子「ちひろさん、いたんですか!? というか何を笑ってるんですか! モバPさんが大変なんですよ!」

ちひろ「いま計算してみましたがモバPさんは可愛いの言い過ぎでオーバーロードしているんです。貴方たちの頑張りすぎですよ!」

幸子「そ、そんな……!」

ちひろ「助かりたかったら今すぐ私にも可愛いって言って下さい!」

モバP「……」

幸子「……」

ちひろ「……あの、なんで黙るんですか?」

幸子「ふざけないでください! プロデューサーさん一人くらいボクの可愛さで救って見せます!」

ちひろ「ふざけるって、ひ、ひどい……」

モバP「さち、こ……無茶をするんじゃない……!」

幸子「無茶なんか! プロデューサーさんは、ボクが、絶対……!」



 瞬間。幸子の体から暖かな光が放たれた。

 その光は、モバPを、ちひろを、包み込む。

 そして尚も輝きを増すその光はやがて百を超えるすじとなって、全てのアイドルの下へと向かっていく。

 アイドルに届いた光は更に細い光と成ってまた無数の道を作っていく。
 
 可愛いとは、愛することができるとかく。誰かを愛おしむ心こそが可愛いの源。

 アイドルたちの180可愛いと幸子の20可愛い、併せて200人の可愛い。更にそのアイドルを可愛いと愛する無数の人々。

 100万をゆうに超えるほどの可愛いは、ついに可視化するほどのエネルギーを秘めていた。モバPと幸子の重ねた可愛いは無駄ではなかったのだ。

 アイドルを可愛いと思った全ての人に届いた光は、やがて帰っていく。

 ファンからアイドルへ。アイドルから幸子の下へ。

 そしてその可愛いという輝きは幸子という一点に集中して――


 その日、日本を中心とした世界の各地で、謎の発光現象が認められた。

 はたしてその原因はあらゆる科学を持ってしても未だになんであったのか分からない。

 ただ、その光を見た人々は、無性に自分の周りの世界を愛おしく思ったという。

 普段よりも、少しだけ、誰かに優しくしたいと思ったという。


 ある所に、一人のアイドルとプロデューサーの姿があった。

 そのアイドルはとても可愛く、プロデューサーはそのアイドルを優しく見つめていた。


モバP「幸子は可愛い」

幸子「フフーン、もちろんですよ!」


                        おしまい
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