過去ログ - [安価]艦娘とのショートショート[艦これ]
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59: ◆dSDxhxEi7Q[saga sage]
2014/04/23(水) 12:24:47.14 ID:4D/WGsdw0
提督「北上にも木曾にも言ってなかったけど…俺、提督業を辞めようと思うんだ。」

大井「どうしてか…聞いてもいいですか?」

提督「…お前らの沈む姿を見たくないんだよ。」

大井「…」

提督「色々振舞ってきたがそろそろきつい。」

大井「…」

提督「今も球磨と多摩の夢を見るんだ。それがすごく辛い。」

大井は提督を後ろから抱きしめる。

提督「大井?」

大井「…姉さん達との約束を破るんですか?」

提督「…」

球磨多摩『…妹達をよろしくお願いクマ(ニャ)』

提督「っ!」

大井「もう球磨型は三人だけです。北上さんに私、木曾も…貴方のために闘いたい。」

提督「沈むかもしれねえんだぞ!」

大井「それでもっ!」

大井「姉さん達が愛した貴方を守りたい!私達が愛している提督を守りたい!」

提督「…」

提督と大井の瞳から涙が零れる。

大井「…だから私達を使って下さい。姉さん達のためにも…この国のためにも。」

提督「まずは……球磨と多摩の弔い合戦だ。覚悟はいいか?」

大井「っ!はい!」

提督は館内放送用のマイクに電源を入れる。

提督『提督から全艦娘に告ぐ。ヒトサンマルマルに大井北上木曾武蔵加賀赤城は出撃!
   出撃海域は…』

提督『球磨と多摩が寝ている海域だ。すまないがこれは俺の私闘になる。
   各自準備を怠るなよ!特に赤城と加賀!慢心してたら飯抜きだ!』

<ひぃぃぃっ!
<…頭にきました

提督はマイクの電源を落とし、涙を拭う。

大井「昔の提督にもどりましたね。」

提督「そう…だな。」

執務室の扉が開き、北上と木曾が入ってくる。

北上「…吹っ切れたね。」

木曾「不安…ではなさそうだな。」

提督「……もしかしたら、球磨達が生きている気がしてきたんだ。
   敵に鹵獲されているのならば、救わねばならん。ついでに命令無視したことを後悔させたいしな。」

大井「…ふふっ。」

大井「(姉さん達、待っててくださいね?生きているならば助けてみますから…)」


武蔵「…提督、まもなく時間だ。」

提督「あぁ。あいつらが生きていることを信じて、迎えに行くぞ。てめえら褌を締め直せよ?」

提督「第一艦隊、出撃!」


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