34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/21(月) 20:08:49.19 ID:DpKePvWy0
「あのう……」
と、高槻が不安そうな顔で口を開いた。
そうだ、音無さんも心配だが今は高槻を優先せねばなるまい。
「今日はどんな御用なんですか?」
高槻には大事な話があるから、と朝早くに呼び出した。
今日はオフなので申し訳ないところだが、あの黒い高槻に対して早急に対策を立てないといけない。
「ああ、実は高槻に会ってもらいたい人がいて……」
隣に座らせたエピソードを紹介する。
「彼はエピソードくん、僕の知り合いだ」
「外人さんですか……カッコいいですね!」
ちくしょう、高槻にカッコいいなんて僕も言われたこと無いのに。
糖尿病になってしまえばいいのに。
「こう見えて彼は十二歳なんだぜ」
「はわわっ、私より年下なんですか!?
外人さんは大人っぽいですね!」
「おい」
「一々説明するのも面倒だろ。そういう事にしとけ」
エピソードは吸血鬼と人間の合いの子であるヴァンパイア・ハーフで、親の吸血鬼が成長の早い特性を持っているために今のような外見をしている、らしい。
初めて会った時は外見こそ高校生くらいだったが、実年齢は六歳だったらしい。
そして羽川が虎に出逢った頃に七歳になったと羽川に聞いたような記憶があるので、今は恐らく十二歳だ。
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