過去ログ - もし現代に艦娘が舞い降りたら。side:加賀
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2014/05/18(日) 23:32:55.13 ID:CaGsr2ws0
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「では、お預かりしますね。」
炎天下の滑走路から部屋に戻るとすぐマミヤさんがそう言って加賀さんの弓や矢筒などを持った。時刻は12時近くになっている。ここに戻る途中、車の中で聞いた話では、どうやら加賀さんは俺と一緒に民間人として飛行機に搭乗して日本へ戻るらしい。しかし、弓や矢は手荷物なんて言うまでもなく受託手荷物にも出来ないということで、別にマミヤさんが日本へ送るということだ。
「……ええ」
少し心配そうに加賀さんがそう言った。
「では、担当の者に預けてきますので」
そう言われ、マミヤさんが部屋を出ようとする。あ、やばい。
「あ、あの!私も持ちますよ!」
このままじゃまたふたりきりにされてしまう。さすがに、また加賀さんとふたりきりは非常に気まずい。そして、今度は何やらかすか知れたもんじゃないしな。
「そうですか、助かります。ではこの弓を」
いえいえ、俺も助かります。
「はい、わかりました」
大きな弓を受け取った。改めて手にしてみると重量も大して無く一般的な弓と総大差ないように思える。つくづく摩訶不思議だ。
その時、刺さるような視線を後ろから感じた。
「……」
加賀さんが無言をコンクリにミキサーした様な表情でじっと凝視。もしかして触られたくないとかそういうん!?泣くよ俺!?
「気を付けて扱って」
あ、あー、なるほどね、そういうことか。発言内容じゃ帰りの飛行機の席が離れざるおえないとこだった。
「分かりました。丁重に扱います。」
納得したのかまだ心配なのか。なんとも言えないような表情だ。いや、1ミリも変わらないけども。
「では、少し急ぎなので、行きますよアマギさん。」
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