302: ◆gYPTtXHuRDVF[saga]
2015/03/13(金) 20:29:03.05 ID:mTNFkQArO
男「なんでまた?」
後輩「……別に。ただ、ちょっと」
男「ちょっと?」
後輩「書いてみても良いかな、って」
男「誰でも書けるぞ、詩は。ハーパルに詩のコミュあるから、やってみれば良いんじゃないか?」
数ある文芸の形式でも、特に詩は間口が広いと考えている。
文章の稚拙さも味わいに、用法の間違いも含蓄に変わる詩の世界が、思いついたままの表現を後押ししてくれるからだ。
後輩「いやその、見せたいわけじゃなくて」
男「自分で書いてみるのか」
後輩「いや、ちがくて。ぜんぜん書き方分からないから、その……」
男「?」
後輩「その」
後輩「か、書いたの、みてくれない……かな」
男「……ふふっ」
自分を書きものにして、それを誰かに見せるというのは、ものすごく恥ずかしい。
自分に自信がなければ尚更だ。
そんな後輩が、俺の前でなら自己不信に陥らないで居られるという。
男「あいよ」
嬉しいな。
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