2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/04/23(水) 10:23:23.02 ID:/OYRTqSbo
線路沿いの坂道には、彼女と車輪の悲鳴と鳥のさえずりしか聞こえなくて、とっても静かです。
「あらあら、まるで世界中に私たち二人だけみたいね〜。」
そんな事を彼女に言うと同時に、坂を登り切りました。それと同時に、彼女が自転車を止めて息を整えています。
坂を登った私たちにおめでとう、と言ってくれるかのように朝日が昇り、暗かった青色が明るい青色に変わっていきました。
「とっても綺麗ね〜。ふふっ、思い出になりそう。」
おどけて彼女に向けて話すけれど、彼女は肩を震わせるだけでした。
…これからの別れがきっと辛いのかもしれません。
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