6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/23(水) 18:20:36.93 ID:KjY5e/6Q0
いつもの階段を登る。
事務所の入り口、ドアの前でアイドルとしての嗜み、最終チェック。
最近――と言うか、今年の春休みのこと。
私には、気になる人が出来た。
勿論、異性として気になる人、だ。
私はアイドルだ。
恋なんかしちゃいけない。
それはアイドルとして生きる上で、初めに覚悟することだ。
でもいくらアイドルとは言え、私はこれ以上ないほど普通の女の子だ。
普通に恋をして、いつか普通に結婚するだろう。
アイドルとしての活動をいつか終える時が来る日まで、天海春香は恋をしない。
でも、心の中で微かに思うくらいは許されるはずだから。
……うん。
彼は半年前、プロデューサーとして765プロに入社した。
彼、プロデューサーさんの入社には私も一枚噛んでいる、と言うか私が契機でプロデューサーさんは入社したようなものだ。
明確に言えば、私は絶体絶命のところを彼に助けてもらったのだ。
それは、感謝なんて言葉じゃ表せないくらい大きなもの。
プロデューサーさんがいなかったら、私は今頃アイドルを続けていられなかっただろうから。
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