過去ログ - 貴音「昔より、もっと。もう一度」
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27: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:47:45.18 ID:bmR1C5XAO
それからの五頭竜は、日照りの年には雨を降らせ、実りの秋には台風をはねかえし、津波がおそったときには波にぶち当たっておし返していたそうな。

しかし、そのたびに五頭竜のからだはおとろえていった。

ある日、五頭竜はなみだながらに、
以下略



28: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:49:20.92 ID:bmR1C5XAO
――片瀬山公園

貴音「んっ…」ズキッ

P「…」
以下略



29: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:50:34.41 ID:bmR1C5XAO
――Pの部屋
――21:30

P「なぁ…貴音?」チラッ、

以下略



30: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:51:12.88 ID:bmR1C5XAO
『なぁ…お願いがあるんだ…』


31: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:53:01.07 ID:bmR1C5XAO
貴音「…っ!」ビクッ

『月を見たら…俺を思い出してくれないか?』

P「…男がな?俺に似てる気がするんだよな。女は…正直、誰かは分からない」
以下略



32: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:53:45.33 ID:bmR1C5XAO
貴音「ふふっ…あなた様のそういうところは…改心せずに、いけずなのですから」


33: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:54:11.65 ID:bmR1C5XAO
P「…」

P「…えっ?」



34: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:56:32.83 ID:bmR1C5XAO
貴音「…なの、ですよね?次の言葉は」クスクス

P「いやっ…そう、だけど…なんで貴音が?」

貴音「月というのは…何年…何百年…それこそ、何千年経ってもその耀きは変わりません」
以下略



35: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 00:59:47.21 ID:bmR1C5XAO
貴音「…ふふっ。とは、申しても、今のわたくしはただの人間です」

貴音「それは、あなた様も同じ」

貴音「竜と天女…民話に語られるほどの、熱い恋慕。それは、許されないはずの恋慕。
以下略



36: ◆ycDKV.3ZYU
2014/04/24(木) 01:03:02.48 ID:bmR1C5XAO
P「あの時の約束…覚えてるか?」

貴音「…はて、なんのことやら」クスクス

P「…」
以下略



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