過去ログ - 博士「生きる意味」ロボット『ここに在る意味』
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24: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/04/25(金) 04:21:00.24 ID:oXABIZ3f0
ロボット『奇特な方と記録しているので、それも関係しているでしょう』

博士『まったく、世界の現状を予期していたのならその知識を残しておいてくれてもよかっただろうに』

ロボット『必要だからこそ全ての記録にプロテクトをかけておいたのでしょう』
以下略



25: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/04/25(金) 04:21:33.36 ID:oXABIZ3f0
ロボット『広いですね』

博士『大型の装置を作るための部屋だからな。そこで人が乗るタイプの機動兵器なんかも作っていたみたいだし』

ロボット『いくつか作りかけで破棄されています。回収しますか?』
以下略



26: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/04/25(金) 04:22:41.46 ID:oXABIZ3f0
博士『それで、アームの様子はどうだ?何か分かったか?』

ロボット『……』

博士『……おい、どうした?』
以下略



27: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/04/25(金) 04:23:20.70 ID:oXABIZ3f0
ロボット『開発室の天井に大穴が空いています。恐らく外で戦闘でもあったのでしょう。それもかなり前に』

博士『そんな……警報装置は!』

ロボット『こちらは……』ピピッ
以下略



28: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/04/25(金) 04:23:46.19 ID:oXABIZ3f0
……

博士「……」

ロボット『博士、お飲み物をお持ちしましょうか』
以下略



29: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/04/25(金) 04:24:20.54 ID:oXABIZ3f0
ロボット『幸い、汚染状態が酷いのは第二開発室のみ。通路は軽く除染すれば問題ないでしょう』

ロボット『この研究所の作り自体が強固なので私も油断していました。可能性の排除はすべきではありませんでしたね』

博士「予めそれを予想出来ていなかった私のミスだ」
以下略



30: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/04/25(金) 04:24:50.56 ID:oXABIZ3f0
ピピッ

博士「ん……通信か」

ロボット『通信ですね。時間帯からして政府の依頼でしょうが』
以下略



31: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/04/25(金) 04:25:40.46 ID:oXABIZ3f0
『コールしたらすぐに出ないか、まったく……』

ロボット『申し訳ない、博士の手が離せないもので』

『ん?雑用のロボットか、お前に用はない。博士を出せ』
以下略



32: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/04/25(金) 04:28:28.75 ID:oXABIZ3f0
『データをそちらに送る、目を通しておけ』

ロボット『どういったものだ、口で言え』

『そこまでする義理はない。文面さえ見ればそれでいいだろう』
以下略



33: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/04/25(金) 04:29:11.69 ID:oXABIZ3f0
博士「無意味に食って掛かるな、バカ」

ロボット『完全に便利屋扱いされているのが気に食わないので』

博士「他方に送る物資の打ちとめなんてされたらそれこそ多くの命が失われる。避けるべき事だ」
以下略



34: ◆cZ/h8axXSU[saga]
2014/04/25(金) 04:29:48.06 ID:oXABIZ3f0
ロボット『気に入らないと言えど、連中は設備を多く保有しています。その中でも博士に協力的な者達もいます』

ロボット『利用されるだけ利用されて捨てられるのも癪ですし、こちらも連中を言いくるめて技術の盗用と利用を…………できませんね』

博士「そんなことしたらどうせ搾り取られるのはこっちの方だよ、それに私の技術の方が優秀だ。言っている最中に気が付いたか、ったく……」
以下略



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