過去ログ - 春香「欲しい物が何でも手に入る館?」
1- 20
144: ◆.fmcEFfgDM[sage saga]
2014/04/29(火) 21:35:04.01 ID:dj/Zce3o0
美希「……ふぅ、律子さん、もう大丈夫。その、ありがとう」

律子「いいのよ、こんなときはいつでも頼ってくれて」

美希が律子さんから離れる。
以下略



145: ◆.fmcEFfgDM[sage saga]
2014/04/29(火) 21:37:27.61 ID:dj/Zce3o0
───
──


律子さんが待機してる他のみんなを呼んでくると言ったので、私たち三人は食堂で待つことにした。
以下略



146: ◆.fmcEFfgDM[sage saga]
2014/04/29(火) 21:39:45.17 ID:dj/Zce3o0
真「ボクは冷静なんかじゃなかったんだよ。ただとにかく怖くて、一人じゃ何もできないから春香を呼んだんだ」

春香「でも、真のおかげで美希も出て来れたわけだし、結果的には」

真「それでも、ダメなんだ。やよいのときもそう。律子さんにはああ言ったけど、本当は怖くて足が動かなかっただけで……。人の死に近づくことが怖いんだ」
以下略



147: ◆.fmcEFfgDM[sage saga]
2014/04/29(火) 21:42:04.71 ID:dj/Zce3o0
律子「春香、美希、真、とりあえず他のみんなは無事だったわ」

律子さんが他の七人を連れて食堂にやってきた。

貴音「すみません、わたくしも現場に呼ばれていたみたいでしたが、待機する側の収集をつけるので精一杯でした」
以下略



148: ◆.fmcEFfgDM[sage saga]
2014/04/29(火) 21:45:32.07 ID:dj/Zce3o0
律子「美希が現場の確認してくれたのよね。思い出すのは辛いでしょうけど、何か分かったことがあったら教えてちょうだい」

美希「うん、もう大丈夫なの」

美希は全員の顔を見回しながら話し始めた。
以下略



149: ◆.fmcEFfgDM[sage saga]
2014/04/29(火) 21:48:11.91 ID:dj/Zce3o0
食堂全体にザワザワとした動揺が広がる。

律子「自殺の可能性だってあるじゃない!どうしてそんな」

美希「もし千早さんが自殺だったなら、凶器だってその場に残ってるはずなの。そもそもそれなら、どうやって自分であそこまで身体中を切り刻むことが出来るの?これは他殺で間違いないの」
以下略



150: ◆.fmcEFfgDM[sage saga]
2014/04/29(火) 21:50:52.74 ID:dj/Zce3o0
伊織「ちょっと美希!私たちの中に殺人者がいるなんて本気で言ってるつもり!?」

美希「美希は本気だよ」

美希は冷たい口調で言い放った。
以下略



151: ◆.fmcEFfgDM[sage saga]
2014/04/29(火) 21:59:06.11 ID:dj/Zce3o0
乾いた音が食堂に響いた。

美希は一瞬何が起こったかわからないといった表情をし、頬に自分の手をあてた。

響「美希、言っていいことと悪いことがあるぞ!」
以下略



152: ◆.fmcEFfgDM[sage saga]
2014/04/29(火) 22:01:02.08 ID:dj/Zce3o0
律子「……響の言うとおり、今は疑い合ってる場合じゃないわ。こんなことが起きてしまった以上、それぞれの安全を確保することが最優先よ」

律子「これからは部屋にいるときは施錠を徹底すること。ノックがあっても相手が誰か分かるまでむやみに扉を開けないこと。食事の時間はあらかじめ決め、全員で行動すること。これを徹底しましょう」

律子「それと美希。あなたは私たちが何か隠し事をしていると思ってるみたいだけど、私から話せることは何もないわ」
以下略



153: ◆.fmcEFfgDM[sage saga]
2014/04/29(火) 22:03:30.04 ID:dj/Zce3o0
竜宮小町の四人が先に食堂を出て、それを追いかけるように真と雪歩も出て行った。

それから少し遅れて、貴音が響を慰めながら食堂を後にした。

真美「ねえミキミキ、ちょっとお話したいんだけど」
以下略



154: ◆.fmcEFfgDM[sage saga]
2014/04/29(火) 22:06:41.73 ID:dj/Zce3o0
───
──


部屋に扉を閉める。それから律子さんの言いつけ通り施錠をした。
以下略



277Res/130.94 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice