11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2014/04/25(金) 20:37:17.61 ID:XsXwgu560
小さなテーブルを挟んでソファに座るボク達の間には、以降何とも言えない重い空気がのしかかった。
きゅっと口を噤んで顔を伏すボクと、何も言わずにそんなボクを見つめているプロデューサー。
事務所の壁に立てかけられた時計の秒針がこつこつと鳴るたび、まるで固く閉ざした口をノックでもされているかのような錯覚に襲われて、言い寄らぬプレッシャーに折れ、ボクは結局、我慢ならずに言葉を紡いだ。
「な、なんでもないんだ……ほんとに。ほら、ボクは『痛いヤツ』だから、少し不良ぶって授業を抜け出したくなったんだよ、これもボクの世界へのささやかな抵抗さ」
ただし、紡いだ言葉はまったくの虚実。
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