35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/04/25(金) 23:05:36.86 ID:XsXwgu560
「結局、ボクは悪かったんだよね、それは変わらないはずなんだ、なのになんなんだろうね、キミはとても不思議だ」
「言い出すなら俺だって、なにも変わっちゃいないんだ、悪かったんだから、今回はお互い溜めこんでたのが悪かったんだ、きっと」
「そうだ、、そうしよう、そこで折り合いをつけてしまおう、でなければボクらはずっーと、同じことを繰り返しそうだ」
「なにより、前を向こうぜ、そうしよう。俺がんばるからさ! これまで以上に飛鳥の素晴らしさを周りに伝えるんだ! 仕事もそうだし、ライブだって、絶対もっと飛鳥は輝ける! ……って、これじゃあまたプレッシャーを与えてるな」
「ううん、そんなことないさ、ボクを一番理解ってるキミがそういうなら、きっとボクはまだまだ輝けるんだ。非日常はすぐそこにあって、でもまだまだ果ては遠い、さぁ、目指そう、一緒に!」
そういって、ボクは顔に添えられたその手を取る。温もりを手放すのは少しだけもったいなかった気もするれれど、今はそれどころではない。
がっちりと、しっかりと、手を握る、握手――ううん、違うね、もっと大きな意味をもつ何かだ。
「果てしない、最果て(トップアイドル)を!」
今回プロデューサーが奪っていったのは、きっと楔だけ。だから根本はなにも解決していない、でも考えてみれば人間はいつだって要らない物をたくさん抱える生き物じゃないか。
だから、きっとこの悔しさと悲しみは、ボクの一部として、これからずっと引きずっていくのが正しいのだ。
切り捨てること、振り切ること、諦めること、前に進む方法はそれだけじゃない。
逃げだと笑われるかもしれない、ならば笑えばいい、ボクはそれだって引きずって、きっちり果てまで逃げ切ってやるまでだ。
「さぁ、もっとボクに非日常を見せてくれ!」
それが、ボクの新しい居場所なのだから。
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