過去ログ - 箒「GS箒　極楽大作戦？」 -SS速報VIP

過去ログ - 箒「GS箒　極楽大作戦？」

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1: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2014/04/25(金) 21:17:41.19 ID:DDEYwM8DO
「この世の未練に迷うのはあんたの勝手だけど……

ちょっと悪さが過ぎたようね。

この篠ノ之神社の娘、篠ノ之箒が――

極楽へ、行かせてあげるわ！」

「姉さん、私の声色使って何をのたまってるんですか」

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/04/25(金) 21:19:48.16 ID:Jw1xMhuV0
めずらしいクロスだな

3: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2014/04/25(金) 21:21:43.83 ID:DDEYwM8DO
　シャアアアアァ──。
　いつもより早目に部活を終えた私は剣道着から制服に着替えて手を洗う。熱のまだ残った手の甲を流れる水が心地良い。

「あ、篠ノ之さんもう上がり？」

4: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2014/04/25(金) 21:25:28.25 ID:DDEYwM8DO
　なんでも地下の整備科の区域で、茶色とも白ともつかないふわふわしたものが夕方から夜にかけて目撃されるようになったのだ、という。
　見かけた人間がそれに声をかけたり凝視したりすると、キラリと光を放って消えてしまう、らしい。
　その噂はここ数日で急に広まっていて、私も何度か聞いていた。

「下らん。ただの噂だろう」

5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/04/25(金) 22:22:31.63 ID:PyDMrwH1o
ガキの時は横島モテモテだったらしいな

6: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2014/04/25(金) 22:25:11.21 ID:DDEYwM8DO
◇◇◇
「……データ取得完了。OKです。装着解除許可。篠ノ之さん、お疲れ様でした」

「了解」

7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/04/26(土) 16:28:19.25 ID:XD1+oVtDO
>>2
クロスではなくて、GSネタを使った二次創作となってます
パロディということでひとつ

8: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2014/04/26(土) 16:30:06.40 ID:XD1+oVtDO
「いや、今日は紅椿の稼働データを取っていた」

　部活の後にデオドラントスプレーをしっかりかけて腕は丁寧に洗ったものの、ISを展開してまた少し汗をかいてしまった。一夏にはなんとなく半身で距離を置いて近付いてしまう。

「へえ。あたしたちは特訓で息ピッタリだったわよ。ねー、一夏」

9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/04/26(土) 16:42:44.60 ID:wm1hWh5C0
>>7 はあくした

10: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2014/04/26(土) 22:01:07.45 ID:XD1+oVtDO
「ほう？」

「学園に眠るとあるISの前で告白して結ばれたカップルは、永遠に幸せになれるという伝説で～す」

「のほほんさん、それ俺に前話した学園祭のキャンプファイアーのとほとんど同じじゃないか」

11: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2014/04/26(土) 22:07:49.26 ID:XD1+oVtDO
「でもとあるISってどれのことなんだ？　専用機を入れても学園には三十くらいあるだろ？」

「それが良く分からないんだよね～。整備エリアやハンガーでどれなのか探してるんだけど～」

　言いながら布仏は制服の袖の中からするりと紙を取り出した。

12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/04/26(土) 22:10:16.87 ID:xS5ZDQ7P0
期待

13: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2014/04/26(土) 22:27:30.10 ID:XD1+oVtDO
「いや、ほら、最近は幽霊が出るとかで何かあったら……」

「心配してくれるんだー。おりむーやさしー」

「大丈夫よ……ほら！　箒って神社の娘だから、お祓いとかできそうだし、そっちは任せてあたしとは伝説を」

14: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2014/05/01(木) 20:23:53.78 ID:RDnw8AjDO
◇◇◇
　寮の部屋に戻った私はシャワーを浴びる。すると気分がだんだんと落ち着いてきた。
　そして次の特訓に使う予定の、ISでも応用できそうな剣術の指南書を一夏に持っていってやろうと考えた……別にあの二人の話の行方が気になったわけではおそらく、ない。

「一夏。私だ」

15: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2014/05/01(木) 20:31:51.89 ID:RDnw8AjDO
「……神社というのは神の居場所。そして我々は神に仕えて人々との間を繋ぐものだ。寺と違って、人間の生き死にには本来直接の関係は無い」

「そうなのか」

「まあ色んな考え方があって、うちの実家はお盆祭りもやるがな。人間に悪さをするのは霊ではなくて穢れ、それに厄だ。祓うならそっちだな」

16: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2014/05/01(木) 21:40:53.16 ID:RDnw8AjDO
「やあやあ！　私は篠ノ之束！　この学園に出入りを許された唯一の天才科学者さ！」

「いや、許されてないでしょ……」

「ただの不法侵入では……」

17: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2014/05/01(木) 21:53:20.81 ID:RDnw8AjDO
「んでんでんで。いっくんは箒ちゃんの巫女さん姿を見たいんだって？」

「いえ、もともとは学園に幽霊が出るって話で」

「……まさかとは思いますが、姉さんの仕業ではないでしょうね」

18: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2014/05/02(金) 23:40:05.66 ID:MXtEjvvDO
「解決って……俺どうすれば？」

「そだねえ。まずはお祓いだね。いっくんは介添えをお願い」

　現代科学の申し子はどこへ行ったんですか姉さん。

19: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2014/05/02(金) 23:50:56.80 ID:MXtEjvvDO
「いっくんは可愛いなあ。まあ仮に幽霊が不審者だったとしてだよ。専用機持ちが二人もいて敵うもんかね？」

「普通なら相手になりませんね」

「私は敵がISや銃器以外なら竹刀一本あれば良い」

20: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2014/05/03(土) 08:01:28.02 ID:Cc/wjjVDO
「放課後の学園の見回り、人気の無い廊下、いっくんと二人っきり……」

「え？　姉さんは？」

「私は気まぐれだから、箒ちゃんといっくんを残して程よいところで消えちゃうかもしれないなー」

21: ◆mfj2eJ7y7c[saga]
2014/05/03(土) 13:32:04.79 ID:Cc/wjjVDO
「箒？」

「ダメ……！！　それ以上は大人になってからああああ」

「おい、箒っ!?」

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