過去ログ - 【艦これ】新城「この度の戦場は…なんともゆるいな。」【皇国】
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2: ◆Q6qxUUjSFI[saga sage]
2014/04/26(土) 02:02:30.34 ID:qVhg3YN+0
新城「…どう見ても地獄だな。」

新城直衛。陸軍独立捜索剣虎兵第11大隊の指揮を執る事になるが、現状壊滅状態にあった。

猪口「……そうですな。昔の武士のように腹でも切りますか?」

猪口。新城が学徒の時に教官として色々と教え込んだ人物で測量などに長けた優秀な人材。

新城「そうだな…生き残ってるのは僕と猪口に千早だけか。」

千早「ニャーン」

新城の愛猫たる雌の剣牙虎(サーベルタイガー)。

バルクホルン「貴方等もここまでのようだな。」

ゴトフリート・ノルティング・フォン・バルクホルン。帝国の騎兵大尉であったが新城達に敗れ
捕虜として新城達に拿捕されていた。

新城「…まぁ仕方ないさ。ん?また出血しているようだな。猪口、簡易的な治療をしてやれ。」

猪口「はっ。少し痛みますぞ?」

バルクホルン「…ありがとう。」

新城「…貴方は我が軍の捕虜であったが、戦友でもあった。ただそれだけ事だ。」

バルクホルン「…そうか。」

『新城殿…新城殿聞こえますか?』

新城の頭の中に誰かの声が響く。

新城「!坂東殿か!?」

坂東『良かった。まだ生きておられたか。』

坂東一之丞。新城に負傷していたところを治療してもらった天龍。

新城「とは言ってもどうしようも無い状況では有りますがね。」

坂東『…貴公はここで死ぬべきでは無い。貴公さえ良ければだが別の場所で生きて欲しい。』

新城「…坂東殿。猪口と千早、大尉にも聞こえるようにして頂きたいのだがよろしいか?」

坂東『これは失礼でしたな。猪口殿、千早殿。お久しぶりです。』

猪口「…坂東殿ですか?」

千早「ニャン」

バルクホルン「!?…この国はこんな代物があったの…か」

坂東『ではもう一度お伺いします。貴公等は別の場所でも生きて行きたいですか?』

新城「…そこはまた地獄なのか?」

坂東『それは分かりません。ただ1つ言えるとするならば…
   貴公等が地獄にするか天国にするかと言ったところでしょうかな?』

猪口「…ある意味平和な所と言う事でしょうな。」

新城「猪口。君はどうする?」

猪口「ここで死ぬのも悪くはありません。ですが別の場所というのも気になりますな。」

新城「それについては同意見だ。大尉殿はどうする?我々についてくるか、元の場所へ戻るか?」

バルクホルン「…どうせ拾われた命だ。貴方達と共に行こう。」

坂東『生き延びるという事でよろしいかな?』

新城「よろしく頼みます。」


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