76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/05/17(土) 09:26:40.31 ID:c1UMN+Dy0
まぁ地の文を好き放題使える他のネット小説と
台詞だけで話を進める台本形式とでは
「描写」のあり方も「文章力」の基準も違うだろ
そこで無理やり地の文ありきの小説を参考にしてもうまくいかない
台詞に地の文調で描写をねじ込んでもかえってテンポが悪くなるだけだ
設定を直書きするのではなく、設定を前提にして
登場人物たちがその上で動いてるのを見せるようにするといい
だんだん会話から喫茶店だと分かるようにするとか
もやが晴れるように少しずつ設定を明かすと読み手の想像力を刺激できる
身内を亡くしただとか、重要な設定ほど効果的だ
あとは説明しすぎて読み手が想像する機会が少ないのも気になるな
たとえば51レス目の最終行、ほむらの内心は削ってもいい
前後の文脈からほむらがこう思うのも推察できるからだ
むしろ自分で語るより、相手に図星をささせる方が効果的かもしれない
「ああしてクールぶってるけどな……どうした?」「っ…なんでもないわ」
だとか これだとわざとらしいが
いっそ重要な場面ほど台詞を言葉少なにしたり
気持ちと正反対のことを言わせるぐらいで良い
前もって登場人物の気持ちを読み手と共有できていれば
欠落や矛盾のある台詞から読み手自身が想像力を使って真意を探ってくれる
すると、普通に言わせるよりも強く読み手に印象付けることができる
要点は、いかに読み手の想像力を使うかだ
想像力をうまく使えば、地の文を使えない形式だからこそ
言葉で書けない雰囲気を作ることもできる
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