89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/19(月) 20:37:31.75 ID:hEmejkKx0
シェフ「……ふーむ」
「自分を助けてくれた女の子に声を掛けたいのに、その一歩……もとい一声が出せないと」
「その気持ちは分からなくもないけど、大したアドバイスは俺には出来ないぞ?」
キリカ「でも、セリナは私に迷わず声を掛けてくれただろう」
「私もそんな勇気が欲しいんだ。一体どうすればそんな風になれる?」
シェフ(さすがに財布の落とし主の前で知らないフリするほうが勇気がいると思うけど)
「んー、まあ要は心の持ちようだよ。俺だったら、当たって砕けるくらいの気持ちでぶつかると思う」
「結局その結果は、その女の子がキリカちゃんの事をどう思ってるかに依るんだ」
「個人が悩んでどうにかなる問題でもないよ。困った事にね」
キリカ「うう、やっぱりそういうモノなのかな……」
「もし拒絶なんてされたら、それこそ本当に私は散り果ててしまうよ」
シェフ「その不安を引きずってたら、いつまで経っても声なんて掛けられないぞ」
「そうやってキリカちゃん自身が躊躇ってたら、何も始まらない。むしろ始まった時から終わってるぜ」
「傷付く事を恐れてたら何にも触れられないってモンよ。なら最初から全霊をもって行くしかない」
「それでダメなら――残念だけど、どう足掻いてもダメだったって事だろな」
キリカ「そんなっ!」
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