過去ログ - 久「咲は私のことが好きなんでしょう?」
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2014/05/14(水) 21:33:57.05 ID:irgin92w0
遅くなってすみません。
あまり書き溜めできてませんが投下します。
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2014/05/14(水) 21:38:59.20 ID:irgin92w0
和が久の元を訪れる数日前。
まこが去った後、久はポットの火を止め、シンクに全て流して捨てるとソファに座り込んだ。
以下略
210
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2014/05/14(水) 21:43:03.22 ID:irgin92w0
久は誰かを好きになったことがない。
興味もない。
以下略
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2014/05/14(水) 21:48:05.01 ID:irgin92w0
そっと触れた唇は思いの外温かく、柔らかかった。
そして静かに顔を離した時、不安と疑念と期待の折り混ざった咲の熱っぽい瞳を見た。
―――その目を見た瞬間。
以下略
212
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2014/05/14(水) 21:53:45.32 ID:irgin92w0
その夜はなかなか寝付けなかった。
脳裏に蘇る、チームメイトの初めて浮かべた表情。
普段は色欲など微塵も感じさせない彼女の纏う清廉な雰囲気が僅かに変わった。
以下略
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2014/05/14(水) 21:59:19.04 ID:irgin92w0
こうして久は咲を自分の元に置くことを決めたのだ。
気紛れのように自分を扱う久に咲は文句ひとつ言わなかった。
それどころか明らかに普通ではない関係に至っても、黙って久を受け入れた。
以下略
214
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2014/05/14(水) 22:05:35.31 ID:irgin92w0
すぐに興味は尽きるだろうと思っていたのに思いの外関係は続いた。
共に過ごす時間は多くなり、いつしか家に二人分の息遣いがあることが普通になっていた。
咲の作る料理のなかにお気に入りが出来た。
以下略
215
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2014/05/14(水) 22:13:28.00 ID:irgin92w0
何気ない会話だった。
久は同居人について尋ねられ、隠す必要もないと咲の存在を明かした。
そして婚約者が咲に会いたいと言い出した時は軽い気持ちで了承したのだった。
以下略
216
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2014/05/14(水) 22:24:55.70 ID:irgin92w0
一体どんな目で華菜たちを見ているのだろう。
久に向けたものと同じ熱のこもった目で見つめているのだろうか。
以下略
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2014/05/14(水) 22:30:05.24 ID:irgin92w0
もう一度寝直す気にはなれなかったので、早めに街に出て時間を潰していようと
クローゼットへ向かい服を選ぶことにした。
頭の中でコーディネートを考えながら、ふと思い描いていた服がないことに気付いた。
以下略
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