過去ログ - 久「咲は私のことが好きなんでしょう?」
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2014/05/15(木) 18:58:47.02 ID:/Ze/fNibo
素晴らC
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2014/05/19(月) 00:14:40.14 ID:FuXdEcdP0
デートはいつものように穏やかに過ぎていった。
彼女のために、高級感溢れるブティックに入り
高級な服を身に纏う彼女に賛美の言葉を送りながら次々選んでいく。
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2014/05/19(月) 00:19:30.85 ID:FuXdEcdP0
どうしたのだろうと久が婚約者を見れば、潤んだ瞳と目が合った。
その眼差しに特別な熱を感じて久は押し黙る。
しばらく躊躇していた婚約者は、沈黙に耐えかねたように唇を微かに開いた。
以下略
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2014/05/19(月) 00:22:23.95 ID:FuXdEcdP0
キスはしたのだ。
甘い雰囲気になった時に促されるように唇を重ねた。
しかしセックスどころか外泊すらしたことがなかった。
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2014/05/19(月) 00:24:42.02 ID:lE/8mwDqo
成る程
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2014/05/19(月) 00:25:11.92 ID:FuXdEcdP0
久の放つ色気にあてられたのか、ぼんやりとしたまま頷いた彼女に久は微笑を濃くした。
そして鼻先を触れ合わせた後、唇を重ねる。
何処から見ても幸せな恋人たちの姿に違いなかった。
以下略
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2014/05/19(月) 00:30:23.96 ID:FuXdEcdP0
咲は浅く呼吸を繰り返すたびに小さな口が隙間を作るから、
酸素が回らないくらいの激しいキスをしてやる。
もっと溺れてしまえば良いと思いながら。
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2014/05/19(月) 00:33:35.50 ID:FuXdEcdP0
久(……っ)
久たちの立っている場所から数十メートル離れた店の中に咲がいた。
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2014/05/19(月) 00:36:25.72 ID:FuXdEcdP0
そう考えた瞬間、どろりとした黒いものが胸から溢れるような気がした。
咄嗟にこれ以上視界に入れたくないと思った。
しかし見開かれた双方は、目の前の光景から離すことが出来なかった。
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231
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2014/05/19(月) 00:41:00.26 ID:FuXdEcdP0
気付かぬ内に力を込めていたのか、腕の中にいた婚約者が小さく呻いた。
反射的に手を離したけれど、普段の久であれば当然したであろう詫びの言葉すらおざなりだ。
一体どうしたの、と尋ねられても上手く答えられない。
以下略
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