過去ログ - 久「咲は私のことが好きなんでしょう?」
1- 20
347:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/07/05(土) 22:59:30.99 ID:z/W3xD2r0
久はこうして対峙して初めて華菜の怒りを知った。

彼女は咲に手を差し伸べ、まるで親鳥が雛を守るように咲を守り癒したらしい。

短い時間の中での関わりではあったけれど、華菜が咲を大切にしていたのは事実だ。

それを久が気付かないふりをして目を逸らしてきたに過ぎない。


咲『池田さんがいなければ、私は今ここにいなかったかもしれません』


マンションに戻ったばかりの頃、咲がクッションを抱きながら独り言のように呟いた言葉を思い出した。

彼女は本当に咲を連れて行ってしまうのだろうか。

久「…っ」

ならば、久に出来ることは一つしかなかった。


ゆっくりと膝を折り、コンクリートに跪く。

咲が息を飲むのが分かった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
386Res/181.91 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice