過去ログ - 久「咲は私のことが好きなんでしょう?」
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363:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/07/06(日) 16:39:30.96 ID:TkA5HZap0
久「今、この瞬間も」

久は咲の首元に顔を埋めながら囁く。

表情は見えないけれど、首にあたる吐息がこそばゆく時折ぞくりとした快感が走る。

久「どんどん咲を好きだという気持ちが大きくなってる」

熱を灯らせた瞳で咲を見下ろしてくる。

しかし久はそれ以上何もしてこなかった。ただじっと苦しげに咲を見下ろすだけ。

久は確かに欲情している。しかし自身の胸を抑える久の手が咲に伸びることはなかった。

だから咲は自ら唇を震わせて懇願する。

咲「私もです…もっとあなたを近くに感じたい」

久「…咲」

咲「もし、久さんも私と同じ気持ちなら…どうか、私を抱いて下さい」

久「…っ、」

咲「あなたが自分を責める気持ちも、許せない気持ちも分かります。でも、私はあなたに抱いてほしい」


少し前まで。久に抱かれていた時はいつだって快感を感じながら心の何処かで怯えていた。

彼女に嫌われないように、飽きられないように、捨てられないように。

そんな恐怖を抱きながら身体を繋げていたのだ。

もしも咲を愛しているというのなら、今は抱いてほしい。

過去の恐怖も消え去るくらいに深く刻んでほしい。


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