過去ログ - 久「咲は私のことが好きなんでしょう?」
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364:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/07/06(日) 16:42:32.21 ID:TkA5HZap0
咲は羞恥を感じつつそんな本心を吐露した。

久の様子を窺うと、困ったように眉を下げている。

彼女にしては珍しい姿だとまじまじと見上げてしまった。

久「…でも咲。情けない話だけど、今の私はあなたを優しく抱ける自信がないの」

久「咲を欲する気持ちのままに抱いて、あなたを傷付けてしまいそうで怖いのよ 」

その言葉を聞いて咲は穏やかな微笑を浮かべた。

そして一向に触れてこようとしない久を抱き寄せる。

びくりと揺れた身体を逃がさないように両手で抱き締めて、その肩にすり寄った。

久の匂いが一層濃くなって甘いため息が漏れる。

今は布に包まれたこの身体を直に感じることが出来たらどんなに幸せだろう。


咲「…い、です…」

久「…咲?」

咲「いいです…めちゃくちゃにして、ください」

久「…――だけど、」

僅かに身体を持ち上げた久と鼻先が触れ合いそうな距離で向き合った咲は一度言葉を切った。

そしてはにかむように微笑んだ。

うっすらと目元が赤く染まり桃色の唇からふふ、と吐息にも似た笑みが漏れる。

咲「でも、どうかその次は、優しく抱いて下さいね」

久「…っ、ええ…どろどろに甘やかして、咲がもういいって言うくらい時間をかけて愛するわ」


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