過去ログ - ディディー「ピカチュウは男の子だってわかってる。わかってるけど……」
1- 20
15:1[saga]
2014/04/28(月) 01:32:19.17 ID:7puiNjjH0
 その結論はちょっと、いやかなり飛躍してるけど、いちいちツッコむのもめんどくさいので「そんなとこだね」と、おざなりな返事をした。
 それがいけなかったのか、ドンキーは変なことを言い出した。

「あいつ、寂しさを紛らわすために毎晩バナオナしてそうだな」
「バナオナ?」
「バナナでオナニー、略してバナオナ。お前とセックスしてる妄想しながら毎晩バナナで性欲満たしてるかもよ」

 その言葉の意味を理解するまでしばらくかかった。
 要するに、バナナをオチンチンに見立てて自分の性器に挿れてるってこと?
 想像したら絶句ものだった。

 仮にドンキーの言うとおりだったとして、そんなむなしい行為をして心が満たされるんだろうか?
 だいたいそんなことして中でバナナが折れ、抜けなくなったらどうするんだろう?
 オイラは彼女の精神状態よりもそっちの方が心配だった。

 ドンキーはオイラの肩にぽんっと手を添えると、うれしそうに顔を綻ばせた。

「にしても、彼女の気持ちに全く気づかないなんて、お前もかなりの鈍感だなあ。彼女は今までずーっと求愛に励んできたってのにお前ときたら、それをことごとくはねのけてきたんだもんなぁ」
「……」

 なにも言い返せなかった。
 まさにそのとおりだったからだ。
 オイラってほんと、自分のことになると鈍いなぁ……。
 ドンキーから顔をそむけ、うつむいて落ちこんだ。

 それに気づいたドンキーが「冗談だよ」と肩をポンポンして微笑みかけたので、オイラはほんの少し気持ちが楽になった。
 些細なことでもすぐ気にしてしまうオイラの人となりを憂慮したのかもしれない。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
91Res/90.47 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice