過去ログ - ほむら「悪魔だけど質問ある？」ｶﾀｶﾀ
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3: ◆bvqVN1tP96Fx[saga sage]
2014/04/28(月) 23:54:34.69 ID:ItIcKcQu0

鉄製のガーデンチェアに腰を下ろし、銀青磁のソーサーとカップを用意した。
悪魔のように熱くて深いコーヒーがなみなみと注がれている。
それを口元に近づけて、香りを楽しみながら、音を立てずに一口飲んだ。


自ずと美樹さやかについて考えていた。
生理的な好き嫌いではなく、彼女が抱えているであろう年相応の色恋沙汰でもなく――。

私の善き理解者になるであろうシルバーブレットは、ああも容易く錆付くのか、と。


本当の孤独を理解した気がする。


意匠を凝らしたラウンドテーブルに身体を預け、雄大な自然の一部になった。
樹木や草花や蝶に囲まれていると心が休まる。
最愛の女神を地上に引き摺り下ろした悪魔様は何かと大変なのだ。

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