過去ログ - モバP「時子、しばらくのお別れだ」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/29(火) 00:02:46.42 ID:OShpcfQ9o
時子「さぁ哀れな養豚共! 鳴くしか使い道のない、肥え腐らせたその舌で」
時子「この私を讃える歌を!!」
ウォオオオオオオオオオオーーー!! トキコサマーッ! フンデクレー!! ノノシッテー!
P(万単位のオーディエンス、会場を埋め尽くす熱気を従え)
P(彼女――アイドル財前時子のライブは今日も、非の打ち所なく、無事に終わった)
P(しかしそれは同時に)
P(俺と彼女の別れを意味していた……)
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/29(火) 00:08:05.08 ID:OShpcfQ9o
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/29(火) 00:11:22.76 ID:OShpcfQ9o
時子「その台詞を聞かされるのも何度目かしら。時計もなければメモもない、貴方の脳味噌は不良品ね」
P「いろいろ挨拶回りがあってさ、見逃してくれ。でも、いいか時子、ライブは一人じゃできないんだ、たくさんの人が」
時子「あーはいはい、不良品極まりないわ」
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/29(火) 00:15:18.05 ID:OShpcfQ9o
P「あ、当たったら危ないからしまってくれないか……」
時子「ククッ、当たるかどうかは貴方次第。大丈夫よ、良い声で鳴けば許してあげる」
P「それってもう当たってるよな……!?」
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2014/04/29(火) 00:23:39.43 ID:OShpcfQ9o
P「こんな音が聞こえてたらどうすれば……って」
時子「アラ、この期に及んで余所見とは良い度胸。やはり躾けが必要ね」
P「時子! まだ着替えてないのか」
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/04/29(火) 00:29:41.76 ID:dcRWLmWPo
期待
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/29(火) 00:35:18.21 ID:OShpcfQ9o
P「時子?」
時子「貴方、バカ?」
P「馬鹿って……馬鹿だけど、色々考えてるつもりで」
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/29(火) 00:40:43.96 ID:OShpcfQ9o
P(……時子との、こういうやり取りはいつもの事だ)
P(事務所で、出先で、ライブの後で。責められたり言い返したり。場所や時間を問わず積み重ねてきた)
P(もっとも、やり取りと言うには過激で、かなり一方的であることは否めないが……)
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/29(火) 00:49:31.90 ID:OShpcfQ9o
時子「この時子様の時間は貴方と毒にも薬にもならない下らない世間話をするためにあるんじゃないわ」
P「あ……」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/29(火) 00:53:51.61 ID:OShpcfQ9o
時子「さっさと用件を聞かせなさいポンコツ。トロいのよ愚図」
P「俺、プロデューサーを休むことにしたんだ」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/29(火) 00:59:20.14 ID:OShpcfQ9o
スルッ
ポトン
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/04/29(火) 01:03:10.34 ID:iCZofaG1o
どう転ぶか
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/29(火) 01:03:41.06 ID:OShpcfQ9o
P「父から報せがあったのは最近だ。ちひろさんにも無理を言って頼みこんだ」
P「……もっとも、俺が戻ったところで助けになるかはわからないが」
P「でも、本来は俺が継ぐはずだった店で。それを勝手に振り切ったんだ、自分の夢のために」
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/29(火) 01:09:21.49 ID:OShpcfQ9o
時子「クッ……」
時子「……クックック……」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/29(火) 01:13:15.72 ID:OShpcfQ9o
時子「私、最初に言ったわよねえ、その芥子粒のような脳味噌でも刻まれているでしょう?」
時子「所詮この世の全ては生きてる間の暇潰しなの」
時子「その暇潰しを行うにあたって、私の最も近くにいる下僕が一匹消えるだけよ? 一体何の問題が?」
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/29(火) 01:16:47.18 ID:OShpcfQ9o
時子「本当に……ピザのトッピングを頼む程度の気分で貴方を傍に置いていたけど、もうそれも必要ないでしょう」
P「セルフプロデュースで行くってことか?」
時子「そういう考えは働くのね、忌々しい」
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/29(火) 01:19:01.25 ID:OShpcfQ9o
P「は、はなひへふへほひほ(離してくれ時子)、はほは(顎が)っ」
時子「腑抜けた顔。まるでタコみたい」
P「ほへはほひほはふはんへふはは(それは時子がつかんでるから)」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/29(火) 01:21:25.24 ID:OShpcfQ9o
パッ
P「ぷはっ……よかった、離してくれて」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/29(火) 01:24:00.12 ID:OShpcfQ9o
時子「業腹だわ。癇に障る。自分がどれだけの存在だと? ただの豚の癖に。今すぐ消え失せれば?」
P「はは……」
時子「その笑顔が気に入らないって言ってるでしょう。反吐が出るわ。いつもならじっくり時間をかけて踏みにじっているところよ」
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/29(火) 01:24:57.73 ID:OShpcfQ9o
時子「……」
P「時子、しばらくのお別れだ。……またな」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/29(火) 01:26:26.80 ID:OShpcfQ9o
P「?」
時子「……」
P「どうかしたか……?」
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