過去ログ - もざいくランブル!
1- 20
19: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/04/30(水) 20:26:45.89 ID:IFdEPb8do

 と、すかさず綾がツッコんだ。

 中学時代の同級生らしく、二人のコンビネーションは息ピッタリである。

 もちろん、アリスが男子生徒から声をかけられなくなったのには理由がある。

 少し前の話。

「ねー、キミ。一年のアリスちゃんだよね」

 アリスに見知らぬ男子生徒が話しかけた。

「え? はい」

「俺さあ、A組の佐野だけど」

「はあ」

「キミに凄く興味あるんだ。今度、キミの友達と一緒に遊び――」

 そこまで言いかけて、二年生は言葉を止めた。

「どうしました?」

「いや、何でもない」

 そう言うと、アリスに声をかけた二年生はそそくさと走り去っていった。

 そんなことが何度も続くうちに、少なくとも男子生徒が気軽に声をかける、ということはなくなっていた。

「へー、不思議だねえー」

 忍はそんなアリスの話をまるでおとぎ話のように聞いていた(つまり、あまり深く考えていないということ)。

 もちろんこの話にも裏がある。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
518Res/431.47 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice