497: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/05/23(金) 20:10:03.50 ID:uoVhRRAno
「すー」
「吐け」
「はー」
「落ち着いたか」
「……少しは」
「そうか」
「ハリマ」
「なんだ」
「あの告白は、本当にアリスに対するものじゃないんデスネ?」
「ああ、そうだ」
播磨はそのことを何度も説明した。
「それじゃあ、アナタが好きな人は……」
「それは――」
そう言いかけて播磨の言葉は止まる。
これでいいのか?
一瞬、迷いが出た。
なぜ迷ったのか。
それは彼のかつての気持ちに折り合いをつけるためだ。
「なあ、九条。落ち着いて聞いてくれ」
「……ハイ」
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