過去ログ - アスカ「乗るなら早くしなさい!」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/01(木) 00:08:05.18 ID:iIhNokzP0
==== ネルフ本部 エレベーター乗降口 ====

アスカ「――これだから日本人は! はっきりしなさいよ!」 バン!
レイ「わからない……ただ、碇くんと一緒にいると、ポカポカする」
アスカ「!」
レイ「私も、碇くんにポカポカして欲しい……碇司令と仲良くなって、ポカポカして欲しいと、思う」
アスカ「……あんたって、ほんっっっっと、つくづくウルトラバカね!」
レイ「バカ?」
アスカ「それって、『好き』ってことじゃん!! 」
レイ「好き?」
アスカ「そう」
レイ「碇くんを?」
アスカ「そうよ!」
レイ「……私が?」
アスカ「あんたねええええぇ!!」

バサバサッ……

アスカ・レイ「!」

   驚いて振り返るアスカ 身を乗り出して通路を覗くレイ
   乗降口近くの廊下 何か重いものを抱えたかのうような姿勢で固まっているシンジ
   足元に散らばっている書類の束

レイ「碇くん?」
アスカ「ばっ……バカシンジ!?」
シンジ「あっ……綾波……あのっ……」
アスカ「〜〜〜〜〜!!」

バシッ! …ズカズカズカ……

   「開延長」ボタンを叩きつけるように押し、シンジに歩み寄るアスカ
   書類を拾い上げ、固まったままのシンジの腕に積み上げる

アスカ「ほらっ!!」グイッ
シンジ「ちょっと、アスカ!」

   シンジをエレベーターに押しやるアスカ
   ゴンドラ内に下がるレイ

アスカ「エレベーター、待ってたんでしょうが!」
シンジ「でもっ!……あの――」
アスカ「乗るなら早くしなさい! でなきゃ帰りなさいよっ!」

   閉まるドア
   ドア越しに、真っ赤になって救いを求めるような顔のシンジと、伏し目がちにシンジを窺うレイ

アスカ「まったく……」

   壁にもたれかかり腕組みをして、エレベーターの扉を睨むアスカ

アスカ「……」クスッ
アスカ「そっか……私、笑えるんだ」

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