過去ログ - ミリオタ「萌えミリタリーの世界…?」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/05/01(木) 11:56:26.83 ID:TKhoFFB0o
私が起きたとき、そこは戦場だった。
私がまわりを見回すと、そこには兵士たちがいた。戦車もいた。

銃弾飛び交い、砲が着弾したときの地響きが腹に響く。
兵士たちのうめく声や叫び声が聞こえ、士官らしき人物が喚いていた。

私はこの時恐ろしいほどに冷静だった。夢だと思っていたからだ。
彼等は見た限り、第二次世界大戦当時のドイツ国防軍のようだった。
モーゼル小銃(脚注:マウゼル、またはモウゼル小銃、ヴァイマル共和国軍の標準的な歩兵装備)を手に持った兵士が、
シュタールヘルム(脚注:鉄兜)を被って匍匐前進をしていたからだ。

「何をしている!頭を下げんか!」

突然頭をむんずと捕まれて地面に押し付けられる。
私の服は泥だらけになり、砲火の煤で真っ黒になっていた顔と大差無いほどの汚れになった。

私が抗議しようとして顔を上げた時、私は驚愕した。
白人だ。そして随分と大時代な軍服を着ている。
ははあ、これはリエナクトメント(脚注:歴史上の戦いを再現する再現戦のこと)だなと思い、呑気にも下手くそな英語で話しかけようとした。

「何をぶつくさ言っているんだ!はやく銃を探さんか!」

彼のビンタによって私の頬は熱を帯び、状況がわからない私はうろたえて押し黙るしかなかった。

「ん?貴様黄色人種か?」

私はぎこちなく首肯した。それよりも私はなぜ彼の言うことが分かるのだろうか?

. .シャイセ
「くそっ、どうして言葉の通じない奴を送り込んできやがった」

「もういい、貴様はそこに伏せていろ!」

私はおとなしく彼の指示にしたがい、戦闘を眺めていた。
まだ夢うつつだったのである。


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