過去ログ - 八幡「お前の21歳の誕生日、祝ってやるよ」雪乃「……ありがとう」
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438: ◆UYOMNZkX3A[遅筆だけど寝落ちまでがんばる]
2014/08/21(木) 05:21:51.09 ID:2ENfXtcDO


「っぐ…………あ、あのな」


右手に力が入りかけたが、雪ノ下の手を上から握っているため、焦ってこらえる。

笑ってこらえられる状況ではない。


目が合ったことでつまずいてしまい、言い出すタイミングを見失ってしまった。


「パク……パクパク…………」


口は動くのに、肝心な声が出せない……。
いや、出てこないのだ。


おい、こんな時にコミュ症まがいなもん発動してんじゃねぇよ!!

俺の(暫定的に)一世一代の大勝負という場面だっつーのに!!


……まあ、だからこそ荷が重く感じて言い出せないんだろうけど。


「…………ふふ」


目が泳ぎっぱなしの焦心状態でいると聞こえた、微笑みの声。

可愛らしい苦笑、といった感じか。

短い吹き出し声を漏らした正体に目を向けてみると、俺を見てこう言う。



「ふふっ……あなた、まるで阿呆な顔した鯉みたいね」


発言内容は可愛げゼロだった。





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