過去ログ - 八幡「お前の21歳の誕生日、祝ってやるよ」雪乃「……ありがとう」
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593: ◆UYOMNZkX3A
2014/12/08(月) 19:35:05.08 ID:V86SRqADO


そう脳裏で考え込むうちに着信音はいつの間にか止んでいた。


「…………あっ」

彼女はハッと驚いたような表情ですぐさま袖先から手を離した。

ほんのり朱に染まった顔で目を逸らされる。

そんな仕草が可愛くて、ほんのり胸が締め付けられてしまう。


「っ………………」

「………………」



そうして訪れた沈黙。

体勢もお互いそのままで、どちらからとも声を発することがない。


この状況でどうしたらいいのか考えつかないまま、俺はただ俯くしかなかった。

無遠慮にただ刻々と時は経てゆくが、壁に掛かった時計の秒針がとてもゆっくり進んでいるように聞こえる。





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