過去ログ - 芳佳「夏といえば怖い話ですよ!」
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1:QwZQHYwv0[saga]
2014/05/03(土) 01:52:41.97 ID:kfLooQop0
  
  ジリリリ、ジリリリ……  
    
  シャーリー「はい、こちら――」  
    
  坂本『もしもし。私だ、坂本美緒だ』  
    
  シャーリー「ああ、少佐ですか。どうかしましたか?」  
    
  坂本『いやな、懸念していたとおり今日中にそちらに帰れなくなってしまったんだ。今モーテルから電話をしている。今晩はミーナとここに泊まることになった』  
    
  シャーリー「嵐がきてますからねぇ、仕方ないですよ。にしてもお上も酷いですよね。視察に来るとか言っといて、結局自分たちはホテルに閉じこもってこちらを呼び出すなんていい根性してますよまったく」  
    
  坂本『しかも内容は愚痴と妬みやっかみのオンパレードだったからな。ミーナが途中から般若のような顔になっていたよ。ところでそちらは何か変わったことはないか?』  
    
  シャーリー「実を言うと妹のお見舞いに行ったバルクホルン大尉と付き添いでついていったハルトマン中尉が帰ってきてないんです。まあおそらく二人も足止めを食らってるんでしょうけど」  
    
  坂本『ああ、そのことなんだが、実は二人とはたまたま一緒になってな。合流してその二人も同じモーテルに泊まっている。だかた心配するな』  
    
  シャーリー「あ、そうだったんですか」  
    
  坂本『というわけでシャーリー、今日一晩基地と皆を頼むぞ。それではおやすみ』  
    
  シャーリー「任しといてください。では良い夢を」  
    
  チン…
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2:QwZQHYwv0[saga]
2014/05/03(土) 01:54:05.58 ID:kfLooQop0
 食堂 
  
  
 シャーリー「――というわけで、今日は隊長たちは帰ってこれません。そんな感じだから皆仲良くやろうな」 
  
3:QwZQHYwv0[saga]
2014/05/03(土) 01:54:53.39 ID:kfLooQop0
 ペリーヌ「それにしてもすごい嵐ですわね」 
  
 エイラ「うるさくてとても寝れそうにないんだナ」 
  
 ルッキーニ「うじゅー、なんだかワクワクするー!」 
4:QwZQHYwv0[saga]
2014/05/03(土) 01:58:44.80 ID:kfLooQop0
 ルッキーニ「うじゅ!?」 
  
 芳佳「扶桑では夏の夜といえば怪談が定番なんです!何人かで集まって、自分が経験したり人から聞いた背筋が凍えるような怖い話を話して暑さを吹き飛ばす、なんてことをやったりとかもします」 
  
 シャーリー「そりゃ面白そうだな。どうせ嵐で外がうるさくてとても寝れそうにないし、やってみるか。まあ、そんなに怪奇現象を経験してる奴がいるのか分からないけど」 
5:あ、誤爆した…[saga]
2014/05/03(土) 02:04:09.76 ID:kfLooQop0
 スミマセン。一つ飛ばしちゃいました。こっちの文章の後に>>4が来る形です。 
  
  
 ルッキーニ「にゃはー!全然眠くならなーい!」 
  
6:QwZQHYwv0[saga]
2014/05/03(土) 02:06:22.53 ID:kfLooQop0
 リーネ「じゃあ話しますね。あれはまだ私が小さい頃のことでした。ある日父が立派な甲冑を買って帰ってきました。そしてそれを廊下に飾ったんです。とっても立派な甲冑だったんですけど、なんだかどことなく不気味で私はあんまり好きになれませんでした」 
  
 リーネ「数日後、私は夜に目が覚めてしまいました。トイレに行きたくなったんです。ところがトイレに行くにはその甲冑の前を通らなきゃいけなかったんです。正直怖かったんですけど、トイレが我慢できなくなって仕方なくベッドを出ました」 
  
 リーネ「おそるおそる進みました。そして甲冑の置いてある場所の前まで来たとき私はホッとしてしまいました。何故なら そ こ に 甲 冑 が な か っ た か ら な ん で す 」 
7:QwZQHYwv0[saga]
2014/05/03(土) 02:08:19.43 ID:kfLooQop0
 リーネ「 私 の 真 横 に 立 っ て た ん で す 」 
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