過去ログ - モバP「お願いします時子さん、特訓してください。」
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[saga]
2014/05/03(土) 09:57:23.55 ID:VTbCs8if0
ガチャ……バタン
時子「――嗚呼、本当に躾がなっていない連中。近いうちに鞭がご所望のようね、いいわよ、私が思う存分ブツブツ……。」
ちひろ「……。」
ちひろ「ねぇ時子さん、プロデューサーさんに悪気は無いんですよ?」
時子「はぁ?いきなり何の話よ。」
ちひろ「特訓の話です。プロデューサーさんはとってもいい人だし、何よりも時子さんの事を考えてるんです。」
時子「……そんな話が聞きたくて私は此処に居るんじゃないわ。貴方にスケジュールを」
ちひろ「嘘です。」
時子「……?」
ちひろ「嘘ですよ。」
時子「……あ。」
時子「……こっ、このっ……!!」
ちひろ「まぁまぁ、時子さん落ち着いて。お話があるのは本当なんです。」
時子「黙りなさいちひろ!貴方の痴れ言なんか聞きたくもないっ!!もうイヤよ、こんな事務所今すぐに」
グイッ
時子「っ!?」
ちひろ「財前時子!!」
時子「あ、……いっ、いま、あなたっ……!!」
ちひろ「プロデューサーさんが何故時子さんに特訓をして欲しいか、分からないんですか?」
時子「っ……。」
時子「…………分かるわ、分かってるわよ。不満なんでしょう、今の私じゃ。……愚物がほざいてくれるわ。」
ちひろ「なら、どうして。」
時子「……ックク、ク……、アッハハハ……!!」
時子「いいわ、聞きなさいちひろ!…………私には自分自身と向き合うなんて出来るわけないの。」
時子「私はいつだってありのままの自分だった。それ以外の私なんて考えたこともない。二十一年間、今いるこの財前時子だけを信じて生きてきた。」
時子「……だからね、恐ろしいのよ。自分と向き合う事で財前時子が今までの財前時子では無くなるんじゃないかってね。信じていた自分が無くなればこの私はどうなってしまうのかしら。」
ちひろ「そ、そんなの」
時子「口を挟まないで!まだ私が喋ってるのよ。……まぁ、貴方にはこの気持ちは分からないでしょうね?貴方には自分以外に信じるものがありそうだし、それにそんな生き方してもこなかったようなその顔。私とはまるで別種の人間よ。」
ちひろ「……。」
時子「此処に来てからの私は明らかにおかしいわ。出来ないことはないと思っていた筈なのに自分に限界を感じたり、挙句の果てに暇つぶしに夢中になりかけてる。……考えたくもない、こんな事に私が掻き乱されているなんて。」
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