過去ログ - 木場真奈美「のあの事件簿・佐久間まゆの殺人」
1- 20
70: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2014/05/03(土) 18:59:24.94 ID:YHOyWBYm0
椋鳥山荘1階・ロビー

のあ「真奈美、次第は?」

真奈美「先生方の行動はウラが取れたぞ。というか、基本二人で行動してて、部屋も相部屋だから相互にアリバイがあるぞ」

のあ「でしょうね」

真奈美「夕食後、柳先生と服部先生、川島先生と相川先生、篠原先生と沢田先生の順で温泉に行ってるな。私達はその後だ」

のあ「生活用品のある部屋だものね、動いてもいないのでしょう?」

真奈美「そうだ。見周りも行ってないようだし」

のあ「あの子達にそこまでの制約が必要はないものね。厳しく接する必要がない、そういう校風だものね」

真奈美「それが仇になった」

のあ「無理よ。殺人を警戒するなんて不可能だわ」

真奈美「そうだよな……」

のあ「シスタークラリスからはお話は?」

真奈美「シスタークラリス、私からお話してもいいですか?」

クラリス「どうぞ」

のあ「ここに座ってから、外に出て行った人はいますか?」

クラリス「一人だけ。あなただけですよ」

真奈美「シスタークラリスは礼拝堂の部屋に戻り、9時半から10時頃に山荘の浴場を利用したそうだ」

のあ「誰かと一緒になりましたか?」

真奈美「岡崎泰葉と同じになったそうだ。他は誰ともすれ違ってない」

のあ「まゆとは?」

クラリス「いいえ」

真奈美「こっちはこんなもんだ。そっちは?」

のあ「スイッチに血が付いていたわ。それに指紋が付いてた」

真奈美「つまり?」

のあ「血をつけたあとに、触った」

真奈美「佐久間君が後に来たことの証明になるか」

のあ「それと、ひとつ。真奈美、ナイフを両手で思いっきり突き刺す動作をしてみなさい」

真奈美「こう、か」

のあ「手の高さは?」

真奈美「のあの腰かその下、こんなもんだな。腰を落とすにも限界があるし」

のあ「犯人はそんなに背が大きくないわ。浅野風香よりも小さい、もしくはそれを偽装してる」

真奈美「浅野風香は私の見立てだと160センチくらいだぞ。そこまで大柄でもない」

のあ「それ以上に小柄な人が多いでしょう」

真奈美「……だな」

のあ「行くわよ。続きをするわ」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
158Res/156.89 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice