過去ログ - 【咲SS】景子「折れた刃は錆びつかない」【越谷女子】
1- 20
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga age]
2014/05/04(日) 00:11:32.38 ID:k7ZkwsOA0
 14

 私は控え室の前まで戻ってきた。

 この扉を開けたら、きっと、叱責と罵倒が待っている。

 それだけのことを、私はした。

 どんな罰も受けるつもりだ。

 私は覚悟を決めて、扉を開け放つ。

「みんな、本当にごめ――」

「景子おおおおおおおお!!」

 私の言葉は、ソフィア先輩の叫びに掻き消された。

「お前は本当に……ッ!!」

 手を振り上げるソフィア先輩。ひっ、と身が竦む。反射的に目を閉じた。

「最っ高なことしてくれやがんなー!!」

「え……?」

 目を開ける。

 バンバンと私の肩を叩くソフィア先輩は、顔をくしゃくしゃにして笑っていた。

「っつーかァ、景子ってばマジパネェ! あの阿知賀の大将の顔見たかよォ!! もー笑いが止まらなかったっつーの!!」

 花子先輩は、お腹を抱えてゲラゲラ笑っている。

「せんぱぁい、ずるいですよぉー。おいしぃとこぜぇんぶもってっちゃってぇ」

 史織は笑い疲れたのか、弛緩してぐったりとソファにもたれていた。

「さすが余の後輩! 景子、褒めてつかわす!!」

 玉子先輩は、傲然と満足そうな笑みを浮かべて、ふんぞり返っていた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
40Res/32.14 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice