過去ログ - 小梅「し、白坂小梅の…ちょっと怖い話ー…」輝子「お…おぉ…」幸子「(絶望顔)」
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1: ◆2fM/RS5aOE[saga]
2014/05/03(土) 22:50:37.04 ID:q82oYHUK0
オカルト・ホラー風味に見えますがコレ、ただの嫁ステマなんよ

※三点リーダ、句点が多いですが仕様ですのでご了承下さい…


 ザァァァァァァァーーー

輝子「あ、雨が酷い…な…ジメジメ…フヒ…」

小梅「こういう時、ゾ、ゾンビが…蘇ったりするんだよ…」

幸子「寝かせておいてくださいよ…そんなの…」

モバP「だーめだこりゃ…今日は仕事無いな」

ちひろ「事務仕事」

モバP「お前達も、もう少し雨脚弱まったら送ってやるから、それまで遊んでてくれ」

小梅「は、はーい…」

ちひろ「ねぇ事務仕事」

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 22:52:08.39 ID:q82oYHUK0
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輝子「ウノォオ!ワイルドドローーーフォーーー!ヒャッハァァアアァアア!! …あ、赤だよ、フヒ」
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 22:53:15.26 ID:q82oYHUK0
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 カッ ドーン!

モバP「おぉ…結構近くに落ちたな…幸子、離れなさい」
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 22:54:23.06 ID:q82oYHUK0
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幸子「ぷ、ぷろでゅーさーさん!どこ、どこですかいなくならないで下さい…」ギュー

モバP「なんでくっついたままの俺がいなくなるんだ…ここにいるから、大丈夫だって」
以下略



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2014/05/03(土) 22:55:23.11 ID:q82oYHUK0
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 ボウッ

輝子「フヒ…な、なんか…良い雰囲気だな…フヒヒ…」
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2014/05/03(土) 22:56:28.90 ID:q82oYHUK0
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モバP「雷雲はもう行ったのかな…雨は…駄目だ、まだ止まずに濡れてる人々と町がそれでも太陽信じてるわ」
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7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 22:57:19.16 ID:q82oYHUK0
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小梅「も、問題…」

輝子「フヒ?」
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 22:58:22.92 ID:q82oYHUK0
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小梅「ある所に…病気で体が弱い女の子が居たの…」

小梅「その子、は…外に居る時間より、病院に居る方が長いくらいで…い、いつも病院の窓から外を見ては『みんなと遊びたいなぁ…』って言うような、娘だったんだけど…」
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 22:59:28.13 ID:q82oYHUK0
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小梅「病院が消灯時間になって、部屋の明かりが落ちた後も…その娘はちょっと寝付けなくて…個室だったし、い…いいかなって…スタンドランプを点けたの」

小梅「さ、最初は…眠くなるまで本を読もうかなって…思ってたけど…次第に飽きてきちゃって…ふと前を見てみると、壁にでっかい影が映ってたの」
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 23:00:23.05 ID:q82oYHUK0
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 「ワンワン、ワンコだワン!」

 「やあやあ犬くん、ご機嫌いかがかな?」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 23:01:23.15 ID:q82oYHUK0
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小梅「その日から…その娘は夜になると、明かりを点けて…影で作ったお話で遊ぶようになって…」

小梅「『やあやあ犬くん、今日も来たよ』『待ってたよ、キツネさん』…その娘の中で犬とキツネはどんどん仲が良くなっていったの」
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 23:02:23.23 ID:q82oYHUK0
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 「やあやあ、犬くん…どうしたんだい? 心配そうな顔をして」

 「あぁ、キツネさん…僕のご主人様が手術をする事になったんだ」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 23:03:23.35 ID:q82oYHUK0
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小梅「結局………犬さんとキツネさんが出会えたのも、この日が…最後になったの」

幸子「え」
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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 23:04:23.01 ID:q82oYHUK0
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小梅「それから何年か経って…その部屋に男の子が入る事になったの。病気じゃなく、じ、事故で…両足を骨折しちゃって…」

小梅「夜になると、動き回る事も出来ない、から…その子も暇潰しに漫画を読もうと明かりを点けた…」
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 23:05:22.99 ID:q82oYHUK0
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小梅「病院の壁に…ハッキリとキツネの影が映って…しかも楽しそうに動いていたの…」

幸子「え…そ、その男の子じゃ…」
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 23:06:18.53 ID:q82oYHUK0
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小梅「何日かして…男の子が急に…いつもの設定に、飽きちゃったのか…悪戯したくなったのか何なのかは解らないけど…いつもと違う影を浮かべたの」

 『ガオー、俺は狼だ、ガオー』
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 23:07:08.65 ID:q82oYHUK0
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『な、なんでこんなことをするんだ、犬くんは私の友達だったんだぞ!?』

『そんなことしらないぜ!お前も食ってやろうか!ハハハッ!』
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 23:08:23.44 ID:q82oYHUK0
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小梅「オオカミの影がなくなっていた」 ズズズズズ

幸子「ヒイッ!」
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19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 23:09:25.11 ID:q82oYHUK0
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小梅「次の日の朝…男の子の部屋には、だ、誰も居なかった…両足を骨折していて、どこにも行けないはずなのに…」

幸子「うぇうううえぁ…」グスグス
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 23:10:24.70 ID:q82oYHUK0
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 チカチカ… パッ

小梅「お、おしまーい…ふふふ…丁度、明かりも、戻ったね…ふふ…」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 23:11:23.20 ID:q82oYHUK0
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輝子「さ、さっきの話…割と、怖かったぞ…?」

モバP「まぁな、小梅の雰囲気作りも良かったし。 でも怖さを紛らわす方法ってのがあるんだよ」
以下略



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