過去ログ - 小梅「し、白坂小梅の…ちょっと怖い話ー…」輝子「お…おぉ…」幸子「(絶望顔)」
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 23:00:23.05 ID:q82oYHUK0
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 「ワンワン、ワンコだワン!」

 「やあやあ犬くん、ご機嫌いかがかな?」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 23:01:23.15 ID:q82oYHUK0
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小梅「その日から…その娘は夜になると、明かりを点けて…影で作ったお話で遊ぶようになって…」

小梅「『やあやあ犬くん、今日も来たよ』『待ってたよ、キツネさん』…その娘の中で犬とキツネはどんどん仲が良くなっていったの」
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 23:02:23.23 ID:q82oYHUK0
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 「やあやあ、犬くん…どうしたんだい? 心配そうな顔をして」

 「あぁ、キツネさん…僕のご主人様が手術をする事になったんだ」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 23:03:23.35 ID:q82oYHUK0
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小梅「結局………犬さんとキツネさんが出会えたのも、この日が…最後になったの」

幸子「え」
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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 23:04:23.01 ID:q82oYHUK0
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小梅「それから何年か経って…その部屋に男の子が入る事になったの。病気じゃなく、じ、事故で…両足を骨折しちゃって…」

小梅「夜になると、動き回る事も出来ない、から…その子も暇潰しに漫画を読もうと明かりを点けた…」
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 23:05:22.99 ID:q82oYHUK0
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小梅「病院の壁に…ハッキリとキツネの影が映って…しかも楽しそうに動いていたの…」

幸子「え…そ、その男の子じゃ…」
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 23:06:18.53 ID:q82oYHUK0
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小梅「何日かして…男の子が急に…いつもの設定に、飽きちゃったのか…悪戯したくなったのか何なのかは解らないけど…いつもと違う影を浮かべたの」

 『ガオー、俺は狼だ、ガオー』
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 23:07:08.65 ID:q82oYHUK0
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『な、なんでこんなことをするんだ、犬くんは私の友達だったんだぞ!?』

『そんなことしらないぜ!お前も食ってやろうか!ハハハッ!』
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 23:08:23.44 ID:q82oYHUK0
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小梅「オオカミの影がなくなっていた」 ズズズズズ

幸子「ヒイッ!」
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19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 23:09:25.11 ID:q82oYHUK0
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小梅「次の日の朝…男の子の部屋には、だ、誰も居なかった…両足を骨折していて、どこにも行けないはずなのに…」

幸子「うぇうううえぁ…」グスグス
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/05/03(土) 23:10:24.70 ID:q82oYHUK0
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 チカチカ… パッ

小梅「お、おしまーい…ふふふ…丁度、明かりも、戻ったね…ふふ…」
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