過去ログ - 18歳のプロデューサー【デレマス】
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27: ◆f/hMtqKN8k[saga]
2014/05/04(日) 23:31:14.31 ID:SuYQUYxf0
「なんで女子高生はいいんだよぉぉぉぉぉぉ! 」
大声で叫んでしまう。
鬼ごっこをしていた子供たちの視線をビシバシ感じるが、怒りの感情のおかげであまり気にならない。
28: ◆f/hMtqKN8k[saga]
2014/05/04(日) 23:32:25.60 ID:SuYQUYxf0
遅刻の理由は違えど同じ無断で遅刻した者同士。
(ほら、君もこっちにおいで。 こっちの水はブラックコーヒーなんか比にならないくらい苦いぞ〜)
そう心の中で手招きしていたのだが、彼女は特に怒られもせずにバイトを始めたのだ。
29: ◆f/hMtqKN8k[saga]
2014/05/04(日) 23:33:12.20 ID:SuYQUYxf0
まぁ、店長も男だし。
ルックスもイケてるし。
スタイルもいいしな。
30: ◆f/hMtqKN8k[saga]
2014/05/04(日) 23:33:44.53 ID:SuYQUYxf0
先よりも憎しみを込めたその言葉は、どうやら砂場にいる子供の耳に届いたようで、
「ママ、あのお兄ちゃんなんでこの時間に公園にいるの?」
「見ちゃ駄目」
31: ◆f/hMtqKN8k[saga]
2014/05/04(日) 23:34:22.85 ID:SuYQUYxf0
(彼が順風満帆な人生を送ったら、20年後ぐらいにはもう働いているんだろうな)
そう考えると自分は働くには少し早すぎたのかもしれない。
ついこの間に18歳になった俺にはにはまだ少し早かったのかもしれない。
32: ◆f/hMtqKN8k[saga]
2014/05/04(日) 23:35:05.29 ID:SuYQUYxf0
小学生の頃に見たロックバンド。
それが衝撃的で。
音楽を始めて。
33: ◆f/hMtqKN8k[saga]
2014/05/04(日) 23:35:43.79 ID:SuYQUYxf0
「そして、これか〜」
社会はやっぱり厳しかった。
中卒なんかを雇ってくれるバイト先は少なかった。
34: ◆f/hMtqKN8k[saga]
2014/05/04(日) 23:36:20.13 ID:SuYQUYxf0
月収は、8時間×時給1000円×25=20万。
年収は、20万×12=240万円。
貧乏で辛かったが、それでも楽しかった。
35: ◆f/hMtqKN8k[saga]
2014/05/04(日) 23:37:38.90 ID:SuYQUYxf0
このあとにライブハウスでバイトもあるのだが......
「今日で閉店なんだよな〜」
どうやら俺は今年、厄年のようだ。
36: ◆f/hMtqKN8k[saga]
2014/05/04(日) 23:38:44.40 ID:SuYQUYxf0
しかし、そう考えている時間はもうないようだ。
すでに公園の時計は3時を指している。
バイトは4時からなのでもう行かなくては。
37: ◆f/hMtqKN8k[saga]
2014/05/04(日) 23:40:56.23 ID:SuYQUYxf0
―ライブハウス―
「先輩、これでどうすっか?」
インストのボリュームについて後輩が訊いてくる。
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