過去ログ - 安価で8レス物語
1- 20
27: ◆tcMEv3/XvI[saga]
2014/05/05(月) 17:52:32.20 ID:Qdr0JApBo


#5#


好きになった男がマフィアグループ『マクガフィン』の下っ端だった。
シャブをやりながら彼とセックスするのが好きだったし、彼はそれなりに稼いできた。
私は迷いもなく彼と結婚して、彼の金でクラブに通って乱交パーティを楽しんだり……。

けど……ここ最近の不況で収入は激減して、彼の焦りは目に見えたものになっていった。
「へへ……大きいヤマなんだ。コイツがうまくいけば、一生遊んでくらせるぞ!」
彼は翌朝、自分のペニスを口に突っ込まれた姿で発見された。

彼は何か仕事をしくじったようで、その責任は私に廻って来た。
『売り』は何度かやったことある。またそういうのだろうと思ってた。

けどマフィアのボスが言うんだ。
「パトカーを盗んで来い」ってさ。


――それで……成功したんですか?


ああ。
迷わず運転席と助手席の警官を殺し、死体をその場に捨てて走り去ったよ。
騒ぎになる頃には、もう回収場所の倉庫に到着していた。
それ以来、ボスは私を頼るようになっていった。

「リリー。上質なヤクを仕入れて来い」
……取引先がおとり捜査官で、銃撃戦になったっけ。

「リリー。勝手に仕事してるポン引きを始末しろ」
……あのポン引き、敵組織と通じてて、結局ホテル2棟爆破した。

「リリー。敵組織の幹部を暗殺しろ」
……逃げる途中に見つかって、重機関銃で武装した装甲車に追っかけまわされたな……。

と、そんな具合でね。


――よく生きてこれましたね……。

まあね。で、数年のうちにボスの右腕にまで上り詰めたのさ。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
90Res/78.66 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice