45: ◆tcMEv3/XvI[saga]
2014/05/11(日) 10:05:28.59 ID:9VRnZ49Eo
#5#
#取調室
警部「金塊500キロとプラチナ500キロ。綺麗に盗もうとしたが金塊のほうは失敗したわけだ」
ジャック「そうだよ。捕まって悔しいねぇ……お前たちは悔しくないのかな?」
女「……」
警部「色々ゲロってもらうぞ。プラチナの所在、お前の属する組織、最終的な目的――」
ジャック「質問は1つずつだ。まずプラチナの所在だが、もうお前たちが気にする必要はない」
警部「なんだと?」
ジャック「次。僕の属する組織……僕たちは組織なんていう組織的な組織じゃない。ただの寄せ集めだ」
警部「寄せ集めが、強固な銀行のシステムをクラック出来るわけないだろ!」
ジャック「天才同士のワンマンショーだから実現できたのさ……現にワンマンショーだから、僕だけ捕まっただろ?」
警部「で、話を戻すぞ。プラチナの所在は?」
ジャック「だから言ったじゃないか。もう気にする必要はない」
警部「私たちの調査力を舐めるなよ」
ジャック「調査? その必要もない。今ここで暴露しよう。君の最後の質問。僕たちの最終的な目的――――それは虐殺だよ」
警部「ふざけるな。プラチナで人が殺せるのか?」
ジャック「僕が殺した8人の女性は、もうプラチナで殺すことはできないがな」
警部「はぁ? ……お前、自分をジャック・ザ・リッパ―だっていうのか!?」
ジャック「それは問題じゃない。古い伝承を使って娼婦を殺して遊んでいただけだ。ついでに警備を分散できて強盗も楽にできた」
警部「ゲスが……ッ! 」
女「プラチナで殺す……」
ジャック「どうやら頭の程度は、そちらの女性の方が優れているようだ」
女「警部ッ!! 殺された女性の1人が、数か月前にアンモニア水2トンを盗難されています」
警部「……ああ」
女「プラチナは触媒です。アンモニアをかけると……知識があれば、シアン化水素が作れます」
警部「シアン化水素?」
女「つまり青酸ガス。致死量の極めて少ない、強力な毒です」
警部「なんだと……? アンモニア2トンでどれくらい精製できる?」
女「あんまり詳しくありませんが……かなりの範囲が犠牲になります」
90Res/78.66 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。