過去ログ - 五月伊織生誕大歌舞伎 夕霧伊左衛門 『廓文章』(くるわぶんしょう) <吉田屋>
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ランバージャック
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2014/05/05(月) 12:04:21.66 ID:7RXc4kf60
千早「早く夕霧太夫を連れて来なさいよ!」
亜美「お大尽様、夕霧太夫を連れてくるなら、花が必要なんだよ→」
千早「花?」
以下略
3
:
ランバージャック
[saga]
2014/05/05(月) 12:05:14.65 ID:7RXc4kf60
〽冬編笠の垢ばりて紙子の火打ひざの皿 笠吹きしのぐ忍ぶ草忍ぶとすれど古の
「……」
以下略
4
:
ランバージャック
[saga]
2014/05/05(月) 12:06:50.52 ID:7RXc4kf60
「喜左衛門は居る…喜左!喜左!」
亜美「ん?何だこいつ、みすぼらしい格好して」
真美「旦那様の事を喜左!喜左!って、随分となれなれしい奴だね」
以下略
5
:
ランバージャック
[saga]
2014/05/05(月) 12:08:03.23 ID:7RXc4kf60
「百両や二百両がそんなに尊い物なの?何でもいいから早く喜左衛門に会わせなさいよ!」
亜美「…そんなに言うなら、会わせてあげるよ。真美…」
真美「んっふっふ〜♪二人であいつを痛い目にあわせてやるんだね!合点承知の助だよ→!」
以下略
6
:
ランバージャック
[saga]
2014/05/05(月) 12:09:07.34 ID:7RXc4kf60
小鳥「二人とも待ちなさい!」
亜美真美「だ、旦那様!?」
小鳥「これは一体どういう事なの?」
以下略
7
:
ランバージャック
[saga]
2014/05/05(月) 12:10:17.37 ID:7RXc4kf60
小鳥「さて、この喜左衛門に会いたいというのはどなたでござりましょうか?」
「喜左…私よ!」
小鳥「あ、あなたは藤屋の若旦那!?よくぞおいでくださりました!こら、二人とも!このお方は藤屋の若旦那、伊左衛門様ですよ!」
以下略
8
:
ランバージャック
[saga]
2014/05/05(月) 12:11:35.79 ID:7RXc4kf60
伊織「私だったから良かったけど、他の客にこんな事をするんじゃないわよ」
亜美真美「へ、へい!」
小鳥「それなら、許してくださりまするか?」
以下略
9
:
ランバージャック
[saga]
2014/05/05(月) 12:12:45.83 ID:7RXc4kf60
小鳥「若旦那様、お久しゅうござりまする…さあ、早く奥の座敷へ!」
伊織「ちょ、ちょっと!引っ張らないで!」
小鳥「え?」
以下略
10
:
ランバージャック
[saga]
2014/05/05(月) 12:13:52.09 ID:7RXc4kf60
小鳥「若旦那様、寒いでしょうから早く中へ行きましょう」
伊織「…私なんかが入っていいの?」
小鳥「あなたには本当にお世話になりました。これはあたしの気持ちです。さあ早く中へ」
以下略
11
:
ランバージャック
[saga]
2014/05/05(月) 12:14:53.65 ID:7RXc4kf60
伊織「ここへ来るのも本当に久しぶりね」
小鳥「若旦那様、改めて今日はよくおいでくださいました。あなたが親御様から勘当されたと聞いた日から、ずっとご案じ申しておりましたが、思いがけない今日のおいで…このような嬉しいことはござりませぬ」
伊織「あまりの懐かしさに恥を忍んで…来ちゃった!」
以下略
12
:
ランバージャック
[saga]
2014/05/05(月) 12:16:33.52 ID:7RXc4kf60
小鳥「藤屋の若旦那、伊左衛門様ともあろうお方があたしの羽織を頂いて着るなんて…浮世ですね…」
伊織「愚痴なんて聞きたくないわ。百両や二百両、いえ七百両の借金を作っても、ビクともしないのがこの私、藤屋伊左衛門よ!この身が金、総身が金なのよ!」
小鳥「総身が金とは…良い事を言ってくださいました!このめでたい日に総身が金のお大尽が来てくださるとは、こんなに嬉しいことはありませぬ!」
以下略
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