過去ログ - 五月伊織生誕大歌舞伎 夕霧伊左衛門 『廓文章』(くるわぶんしょう) <吉田屋>
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5:ランバージャック[saga]
2014/05/05(月) 12:08:03.23 ID:7RXc4kf60
「百両や二百両がそんなに尊い物なの?何でもいいから早く喜左衛門に会わせなさいよ!」

亜美「…そんなに言うなら、会わせてあげるよ。真美…」

真美「んっふっふ〜♪二人であいつを痛い目にあわせてやるんだね!合点承知の助だよ→!」
以下略



6:ランバージャック[saga]
2014/05/05(月) 12:09:07.34 ID:7RXc4kf60
小鳥「二人とも待ちなさい!」

亜美真美「だ、旦那様!?」

小鳥「これは一体どういう事なの?」
以下略



7:ランバージャック[saga]
2014/05/05(月) 12:10:17.37 ID:7RXc4kf60
小鳥「さて、この喜左衛門に会いたいというのはどなたでござりましょうか?」

「喜左…私よ!」

小鳥「あ、あなたは藤屋の若旦那!?よくぞおいでくださりました!こら、二人とも!このお方は藤屋の若旦那、伊左衛門様ですよ!」
以下略



8:ランバージャック[saga]
2014/05/05(月) 12:11:35.79 ID:7RXc4kf60
伊織「私だったから良かったけど、他の客にこんな事をするんじゃないわよ」

亜美真美「へ、へい!」

小鳥「それなら、許してくださりまするか?」
以下略



9:ランバージャック[saga]
2014/05/05(月) 12:12:45.83 ID:7RXc4kf60
小鳥「若旦那様、お久しゅうござりまする…さあ、早く奥の座敷へ!」

伊織「ちょ、ちょっと!引っ張らないで!」

小鳥「え?」
以下略



10:ランバージャック[saga]
2014/05/05(月) 12:13:52.09 ID:7RXc4kf60
小鳥「若旦那様、寒いでしょうから早く中へ行きましょう」

伊織「…私なんかが入っていいの?」

小鳥「あなたには本当にお世話になりました。これはあたしの気持ちです。さあ早く中へ」
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11:ランバージャック[saga]
2014/05/05(月) 12:14:53.65 ID:7RXc4kf60
伊織「ここへ来るのも本当に久しぶりね」

小鳥「若旦那様、改めて今日はよくおいでくださいました。あなたが親御様から勘当されたと聞いた日から、ずっとご案じ申しておりましたが、思いがけない今日のおいで…このような嬉しいことはござりませぬ」

伊織「あまりの懐かしさに恥を忍んで…来ちゃった!」
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12:ランバージャック[saga]
2014/05/05(月) 12:16:33.52 ID:7RXc4kf60
小鳥「藤屋の若旦那、伊左衛門様ともあろうお方があたしの羽織を頂いて着るなんて…浮世ですね…」

伊織「愚痴なんて聞きたくないわ。百両や二百両、いえ七百両の借金を作っても、ビクともしないのがこの私、藤屋伊左衛門よ!この身が金、総身が金なのよ!」

小鳥「総身が金とは…良い事を言ってくださいました!このめでたい日に総身が金のお大尽が来てくださるとは、こんなに嬉しいことはありませぬ!」
以下略



13:ランバージャック[saga]
2014/05/05(月) 12:17:21.60 ID:7RXc4kf60
小鳥「若旦那が来られた事を知れば、女房も喜ぶ事でしょう。ちょっとお待ちなされてくださりませ…おきさ!おきさ!」

「はい、今行きます」

伊織「懐かしい声ねぇ…」
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14:ランバージャック[saga]
2014/05/05(月) 12:18:33.58 ID:7RXc4kf60
律子「はい、何か御用ですか?」

小鳥「あなたが会いたい会いたいと常日頃から言っていた人が来たんですよ」

律子「会いたい人?…赤羽根の旦那様ですか?」
以下略



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