25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/05/05(月) 18:34:07.98 ID:O1yTL67s0
〜自室〜
お風呂をあがってからは、ベッドで仰向けになってただぼーっとしていた
考えるだけ無駄だ。疲れた。もういっそ皆と縁を切ろうかな。アイドル、やめようかな……
ドアがノックされる音。なんとなく雪穂だと思った
穂乃果「……いいよ」
雪穂は心配そうな顔で入ってきた。こんなに心配させるなんて姉失格だ
雪穂「お姉ちゃん……大丈夫?」
穂乃果「ふふっ……大丈夫じゃないかも」
雪穂「お姉ちゃん……」
雪穂「何かあったの? 私に話してみて? 誰にも言わないから」
雪穂なら雪穂だけは私の事を理解してくれると思った。私はためらいながらも出待ちの事を話した
雪穂「え……それだけ? っていうか嘘でしょ?」
穂乃果「嘘じゃないよ。ほんと」
本当はそれだけじゃない。だけど二人の事を話すとさらに心配させてしまう
嘘をつくと胸が痛くなる。ごめんね、雪穂
雪穂「ありえないよ」
雪穂「だって、私の学年の子、お姉ちゃん推しが多いもん」
穂乃果「雪穂……」
雪穂「いっつもお姉ちゃんに会わせて会わせてうるさいもん」
穂乃果「……」ギュ
雪穂「お姉ちゃんが、一番だよ」
穂乃果「いいんだよ、もう」ナデナデ
雪穂「お姉ちゃんが、いち、ばん……だもん」ギュッ
穂乃果「ごめんね。ありがとう雪穂」
雪穂「お、おねっ……ちゃんが……いちばん……かわ、いいもん……」
雪穂は疲れて眠るまで大声で泣き続けた
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