4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/05/05(月) 12:42:01.56 ID:XEdR9lYn0
また幹也のいつもの悪い癖。そんなにあちこち誰も彼もに優しくしていたらキリがない。
こっちは慈善事業をやってるんじゃないんだ。そう思って、私は幹也の言い分を無視したのだが―――まさか娘を使ってくるとは。
未那がお願いすれば、私が言うことを聞くとでも思ってるんだろうか。
「ほんっと……あざとい」
「? お母さま、どうしたの?」
……でも、ちょっとだけ興味がわいた。幹也が、未那を使ってまで庇ってやりたい奴がどんな人間なのか、見てみたくなったのだ。
「ええ……未那がそこまで言うのなら、わかったわ。
ちょうど今ごろ、うちの組の者がそこに行ってるはずだから――――
一緒に行ってみましょう」
「ほんとう? ありがとうお母様!」
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