過去ログ - 【咲SS】京太郎「これが……神の一手?」アカギ「ククク……」【アカギ】
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604: ◆RwzBVKdQPM[saga]
2014/05/10(土) 22:57:14.53 ID:wNxDkFVio


京太郎「あの、答えは教えてくれないんですか?」

アカギ「ん……、知りたいのか?」

京太郎「後学の為に是非とも!」ペコリ

 みっともなく頭を下げる京太郎に、アカギは半ば呆れながらも口を開く
 若い二十代前後の姿からは想像も出来ない、憂いを秘めた瞳で
 
アカギ「……たとえば麻雀だ」

京太郎「麻雀?」キョトン

アカギ「世の中には頓狂な奴がいて……ラチのあかねぇ遊戯に自分の限界を越えたもん賭けちまう」

京太郎「自分の人生も……」

アカギ「まぁ、そんな奴だから……頭は悪いが、勝ちたい気持ちはスゲェーもんだ」

京太郎「……」

アカギ「女も一緒さ。自分の全知全能をかけて考える、決断して、そして躊躇して」

 相手が本当に自分にふさわしいのか?
 自分が人生を預けるに値する男であるのか?

アカギ「それでもやっぱりこの人しかない」

京太郎「っ」ゴクッ

アカギ「そりゃもう、ほとんど自分の魂を切るように体を差し出すのさ」ククク

 その魂の乗った身体
 そういう女を抱くことは、それはまるで人の心を喰らうようなもの

京太郎「それって、つまり?」

アカギ「ククク……ようは自分にベタ惚れな女ってこった」

京太郎「へっ?」

アカギ「それに比べりゃあ、お前が言った女はゴミみてぇなもんだ」

京太郎「は、はあ……」

 そんな簡単なことなのか?
 そう思う京太郎

 見よ、これが童貞である

アカギ「この世じゃ人の心が一番うまいんだ。女だってそうさ」

京太郎「ふ、深い……」シミジミ

アカギ「自分みたいなクソッタレの為だけに、女が魂かけて差し出すから抱く価値がある」

京太郎「……」

アカギ「違うか……?」

京太郎「は……そうですね……」

アカギ「わかったらさっさと惚れさせろこらっ!!」どんっ

京太郎「は…はいっ!!」ビクビク

 こ、この人急にお爺ちゃんぽくなるんだな……
 ちょっと怖い

アカギ「フフ……」




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