過去ログ - 伊織「抑えた笑顔と私」
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32: ◆sIPDGEqLDE[saga]
2014/05/05(月) 23:17:59.07 ID:j9WrMxpn0

P「あぁ、でもな…」

伊織「そう、わかったわ」

言いかけたあいつの言葉を遮って了承した。
そのまま立ち上がってその場を後にし、トイレへと駆け込む。
悔しくて堪らなかった、自分のせいでプロデューサーは連日駆けずり回り、今度は自分の担当まで外れる。
あの日私が負けたせいで。

狭い個室の中で、肩を震わせながら嗚咽を噛み殺していると扉がノックされた。
返事はできなかった。

P「いるんだろ、伊織」

やはりというべきか、ノックしたのはプロデューサーだった。

P「そのままでいいから、聞いてくれ」

優しくて穏やかな口調で話し始めたプロデューサー。



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