139:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/05/11(日) 18:03:24.67 ID:HFutoVZeo
伊勢「あれは……まさか……!」
日向「まちがいない……彼女達は……!」
ひえい「みなさん! ごぶじでしたか! わたし、"ヘリコプター搭載護衛艦・ひえい"です!
けいけんをつんで、すこしでもみなさんにちかづきたいです!」
きりしま「イージスシステムだいじょうぶ? チェック……ワンツー……よし!
はじめまして、"ミサイル護衛艦・きりしま"です! はい! イージスです!」
榛名「護衛艦……?」
榛名は困惑する。彼女達は確かに"ひえい"と"きりしま"なのに、榛名の知る"比叡"と"霧島"とは
どこか様子が違った。いや、それどころか……二人は榛名と同じ格好をしているものの、艤装も……
そして、背丈も大分変わっていた。まるで駆逐艦のような大きさだった。
ひえい「あっ! あなたははるなおねえさまですね!」
榛名「はるな、おねえさま!? お姉さまは比叡お姉様の方じゃ……」
「榛名さん」
榛名が戸惑い混乱していると、ひえいの艤装から一人の妖精が現れた。
榛名「あなたは……?」
「現在、護衛艦・ひえいの艦長を務め……そして、かつて戦艦比叡の乗組員だった者です」
榛名「!!」
榛名はその言葉で悟ってしまう。目の前の彼女達と、自分の知る姉妹艦とは別の存在なのだと。
「彼女達は、"護衛艦娘"。次世代型艦娘建造計画で生まれた、新時代の艦娘です」
榛名「そう、なのですね……」
何を期待していたんだ。そんなことがあるワケがない。沈んでいった彼女達が生き返るわけがない。
榛名は落胆する自身の心の内を見せまいと必死にそれを隠す。表情に出さないように頑張る。
だけどそんなものは艦長である妖精にはお見通しだったようで、榛名の心中を察した妖精は
榛名にこんな言葉をかけた。
「榛名さん。確かに彼女は、かつての戦艦比叡ではありません。ですが……彼女はしっかりと、比叡の名と
その魂を受け継いでいるのです……」
榛名「え……?」
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